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サッカーのACLで
日本のクラブが低迷を続けるのはなぜか

相沢光一 [スポーツライター]
【第336回】 2015年2月24日
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 Jリーグの開幕が近づいてきたが(J1は3月7日、J2は翌8日に開幕)、熱心なサッカーファンや一部のクラブのサポーターはひと足早く注目の試合を迎える。「AFCチャンピオンズリーグ2015(ACL)」が2月24日から始まるのだ。

 ACLはアジア各国の強豪クラブ(前年のリーグ戦上位など)が出場し、アジア最強クラブの座を争う大会である。

W杯5大会連続出場の一方
クラブ戦で強さを示せない日本

 欧州にはUEFAチャンピオンズリーグ(通称CL)がある。スペインやイングランド、ドイツ、イタリアなど各国リーグの強豪、たとえばレアル・マドリードやバルセロナ、アーセナル、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスといったビッグクラブが国を超えて対戦し、欧州ナンバー1(実質的には世界一)クラブの称号を競うことから世界中のサッカーファンから熱い視線を浴びる大会だ。今はその決勝トーナメント1回戦の真っ最中。ここには日本選手が所属するドイツのシャルケ(内田篤人)、ドルトムント(香川真司)、スイスのバーゼル(柿谷曜一朗)が勝ち残っていて、18日にはシャルケとレアル・マドリードが対戦、「内田とクリスティアーノ・ロナウドがマッチアップした」などと話題になった。

 ACLはそのアジア版だ。アジアでは1967年からアジアクラブ選手権という大会が行われてきたが、CLに倣って2002年からACLがスタートした。現在では日本、韓国、オーストラリア、中国などの東地区16、中東諸国16の計32クラブが出場。地区別に4クラブずつ4グループに分けたホーム&アウェーのリーグ戦を行い、各グループの上位2クラブずつ計16クラブが決勝トーナメント進出。ここでも東西に分けたホーム&アウェー戦が行われ、東西を勝ち抜いた2クラブがアジアナンバー1の座を競う方式になっている。

 アジアではレベルが高い方と評価されている日本はACL東地区で3.5枠の出場権を得ている。その3はJリーグの1位・2位と天皇杯優勝クラブ。0.5はJリーグ3位が他の0.5の国のクラブとプレーオフを行い、勝てば出場権を得られるということだ。昨季はJリーグでガンバ大阪が優勝、浦和が2位で出場決定。だが、天皇杯もガンバ大阪が優勝したため3位の鹿島が繰り上がって出場し、4位の柏がプレーオフを戦って出場権を得た。Jリーグ勢はガンバ大阪、浦和、鹿島、柏の4クラブがアジアナンバー1の座をかけた試合を開始するわけだ。この4クラブのサポーターとアジアで勝つことを重視するファンは2週間ほど早くサッカーシーズンが始まるのである。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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