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お豆の「フジッコ」が出すゼリーが大当たりする理由

夏目幸明 [ジャーナリスト]
2015年7月8日
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世の中の流行に自社製品を“乗せる”
単なる「ゼリー」がヒットする理由

 豆や昆布など総菜で有名なフジッコが出すゼリー「フルーツセラピー」。その季節限定スペシャル商品サイト内で公開している“ゼリーがけ”レシピを見てみると、カットフルーツやヨーグルトにかけたり、さらにはゼリーがけのアイスティやシャンパンなど、ありそうでなかったレシピが並んでいる。

シャンパンにもゼリーをかける。ありそうでなかったレシピだ

 フジッコのゼリーは、常温でも保存できる商品とは違い、チルド商品。チルドだと高温で殺菌せずにすむため、果物の食感をそのまま保てるうえ、ゼリーもジュレのように柔らかくできる。なかにナタデココも入っており、独特の食感がウリだ。

 冒頭のレシピたちは、アイスクリームの「サーティーワン」や、「スターバックス」「コージーコーナー」など有名飲食店でゼリーを使ったメニューが流行っていることから着想を得たという。

 また、料理サイト「クックパッド」でも“ゼリー”を使ったレシピの検索結果は1万件以上。パンケーキやジェラート、さらにはサラダにもと、様々な用途で使われている。同社はこうした”ゼリーがけブーム”に乗った形だ。

 戦略を立案するブランドマネージャーの紀井孝之氏が話す。「同時に(フジッコの本社がある)関西圏のスーパーを中心に店頭での試食販売も行い、『フルーツセラピー』の新たな食べ方を提案しました。これにより、市場の底上げを考えています」。

 ゼリーは市場規模が毎年縮小する中、同社商品の売り上げは対前年比105%前後で推移。ヨーグルトも継続的に対前年比130~140%台の売り上げを記録している。

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夏目幸明[ジャーナリスト]

1972年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店に入社。その後、雑誌記者に。小学館「DIME」の『ヒット商品開発秘話 UN.DON.COM』や講談社「週刊現代」の『社長の風景』などを連載中。著書に『大停電(ブラックアウト)を回避せよ!』(PHP研究所)などがある。


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