男のスメルマネジメント
男の食育 笠井奈津子
【第19回】 2015年7月21日
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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

「夏は麺類」はニオイの原因?
30~40代の体臭を抑える食事術

あなたが涼んでいる間にも、周りにはおそろしい臭いが広がっているかも!?女性社員に嫌われない臭い対策!

 仕事終わりのビールが一層おいしく感じる季節がやってきました。ビアガーデンでよく見かけるメニューといえば、から揚げ、ポテトフライ、ピザ、オニオンフライ、枝豆…など、いかにもビールが進みそうなものばかり。決して栄養バランスが良いとはいえませんが、こうした夏ならではのイベントも良いものですよね。食は生活の一部ですから、いつも食に対して神経質になるのは、かえって体によくありません。

 たまのイベントで弾けるよりも問題なのは、すでに習慣になってしまっている夏の食事のルールがあること。今回のトピックスでいえば、以下のようなことが日常的になってしまっているケースです。

 「夏バテで、いつもよりも食事量が少ない。のど越しの良い麺類が多くなる」
 「暑い日にはアイスを食べることが多い」
 「夏場は清涼飲料水を飲むことが多い」
 「お酒を飲む機会も多いし、ほどほどに、ができない」
 「汁物はほとんど摂っていない」
 「忙しくなると食事はすぐに後回し。時間が不規則になりがち」

 これらがなぜ問題なのかというと、“匂い”改め、“臭い”を生み出す原因となりえるものだからです。

 飲み過ぎた翌日に自分の酒臭さが鼻についた経験は、ビジネスマンならば一度や二度は誰にもあるかもしれません。それは、肝臓の許容量を超えてしまって臭いのもとを分解しきれなかったから。おまけに、ビールに合いそうな脂っこいおつまみも、その脂が酸化されることで臭いを強めるもととなります。もう、こうなったら、飲み過ぎ、食べ過ぎには注意しましょう、という話なのですが、お酒を飲み過ぎた翌日に限らず、日常的に感じる嫌な臭いになっていたら、それは問題ですよね。しかも、加齢臭と言われるにはまだ早い年齢だったら?

 そして乳酸もまた、臭いのもととなりえることを知っておきましょう。乳酸が増えるとアンモニアも多く分泌されるようになり、気になる臭いを引き起こしてしまうのです。夏に汗をかくのは仕方のないこと。乳酸を過剰分泌させない食生活で臭いのもとを撃退しましょう。


SPECIAL TOPICS

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


男の食育 笠井奈津子

目、肩や腰の痛み、毛、お腹周り、ニオイ……。男も年を重ねれば重ねるほど、若い頃は気が付かなかった悩みに振り回されることになる。そんなとき、対策の1つになるのが「食」だ。しかし、男性が自分で正しいと思った対策するのには、注意が必要だ。実は思い込んでいる知識が勘違いであるばかりか、症状は悪化、さらに若さを一層失うことになりかねないからだ。この連載では、そんな「食」の知識に未だ乏しいミドル男性に対し、若い頃と変わらない身体を保ってもらう「男の食育」を行っていく。

「男の食育 笠井奈津子」

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