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ソフトバンクが目をつけた広告技術の有力ベンチャーとは

週刊ダイヤモンド編集部
2015年7月21日
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位置情報が表示されるモニターを説明するシャルマCEO。月間3000億回もの広告配信機会が生まれている Photo by Mitsufumi Ikeda

 国内では成長スピードが鈍化している通信事業に代わり、海外のインターネット企業に投資を続けているソフトバンクグループ。約165億円の報酬を受け取って話題になっている元米グーグルのニケシュ・アローラ副社長を司令塔に、インドやインドネシアの有力eコマース運営会社や、タクシー配車サービスへの出資が注目を集めているが、同社が長らく「広告産業」を投資ポートフォリオの一角に入れていることは意外に知られていない。

 米国ニューヨークのマンハッタンに本社を構えるベンチャー企業xAd(エックスアド)は、2006年の創業期からソフトバンクが出資する最先端のアドテクノロジー(広告技術)企業の一つだ。現地メディアによると13年から14年にかけての年間売上高は約6500万㌦(約80億円)だが、毎年2倍以上のスピードで急成長を遂げて注目を集めており、今年8月に日本上陸を計画する。

 同社の強みは、世界で3億人以上のスマートフォンユーザーの正確な位置情報を収集・把握して、彼らが眺めているスマホ画面にリアルタイムで広告を配信するシステムだ。オンライン地図上にある商業施設などは、屋内と屋外の境界線を精緻に見極める特許も多数保持しているという。

 「グーグルは検索による新しい広告市場を生んだが、われわれは位置情報による広告市場をつくっている」と、創業者のディパンシュ・シャルマCEOは説明する。

 具体的には天気予報やニュース、音楽アプリなど3万個以上に上る提携先のスマホアプリからユーザーのGPS(全地球測位システム)データを随時提供してもらう。一方で、広告主たちは自分が呼び込みたいエリアにいるユーザーらに対象を絞って、広告をバンバン流すことができる仕組みだ。 

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