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ベストセラー対談
【第11回】 2015年8月20日
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神田昌典,和田裕美 [営業コンサルタント]

成功法則のその先にあるもの
『ストーリー思考』『マンガでわかる 非常識な成功法則』神田昌典×『和田裕美の営業手帳』和田裕美対談【後編】

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ビジネス書のパイオニアといえば、このお二人。営業をご専門とする和田裕美さんと、トップマーケッターの神田昌典さんの対談は、今回が初となります。後編は、神田昌典さんの代表作である『非常識な成功法則』をマンガ化された経緯と、成功の本質についてうかがいました。(取材・構成/両角晴香 撮影/宇佐見利明)

やりたくないことは
やらなくていい

和田 神田さんといえば『非常識な成功法則』ですよね。今回マンガ化されたことで、より多くの方に届くと良いですね。でも、どうして主人公が女性なのですか? 神田さんのファンの方って男性が多いイメージだから不思議に思いまして。

神田 はい、圧倒的に男性ですね。

神田昌典(かんだ・まさのり)
経営コンサルタント、「フューチャーマッピング」開発者。日本最大級の読書会『リード・フォー・アクション』発起人。上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。戦略コンサルティング会社、米国家電メーカー日本代表を経て、1998年、経営コンサルタントとして独立。 多数の成功企業やベストセラー作家を育成。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆に加え、教育界でも精力的な活動を行っており、公益財団法人・日本生涯教育協議会の理事を務める。おもな著書に『ストーリー思考』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』(ダイヤモンド社)、『2022――これから10年、活躍できる人の条件』(PHP新書)、『成功者の告白』『人生の旋律』(講談社)、『非常識な成功法則』『不変のマーケティング』(フォレスト出版)、翻訳書に『マインドマップ for Kids 勉強が楽しくなるノート術』(ダイヤモンド社)、『あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版)等、累計出版部数は200万部を超える。最新著作は『マンガでわかる 非常識な成功法則』(ぶんか社)。

和田 狙いは、女性にもやさしく、わかりやすく……みたいな感じですか?

神田 いや、正直なところあまり深い意味はないです(笑)。ただ、読者層となる30代、40代を考えたときに段階ジュニアが1400万人いて、その半分は女性ですから。

和田 なるほど。主人公は34歳の女性ですね。

神田 そう。20代のときは、まず会社に入って自分なりの得意なことを探求しますよね。その状態が30代半ばまで続いて、35歳から42歳というのは、より主体的に生きなくてはいけない人生サイクルに入ります。一度自分がつくり上げたキャリアをもう一度見直す時期に入りますから、それをぼくは「破壊者」とよんでいます。

和田 確かに30代半ばはなにかと心が揺れ動く時期かもしれません。マンガのストーリーのなかに、主人公がお局扱いされて、男性の上司にチクチクいじめられる場面がありますね。現実の世界でも、こういうことってあるのだと思います。表向きには「女性の活躍推進」なんていわれているけど、古い考え方の人もたくさんいますから。

神田 はい。

和田 『非常識な成功法則』は、「やりたくないことはやらなくていい」というのが主軸になっていますよね。だから、まずはやりたくないことを洗いざらい書き出すことから始めるのですか?

神田 そうです。「破壊者」の女性は、結婚や子育て、転職など考えることが多いので、あれもこれも抱え込みすぎると、男性社会のなかで押しつぶされてしまいますから……。

和田 はい、何でもいいので荷をおろさないとダメです!

神田 おそらく営業の世界でも同じことが言えると思いますよ。嫌悪感を抱くような相手にいくら営業しても疲弊してしまうしそんな相手に時間を費やしている間に、本当に出会うべき人との出会いのチャンスを逃してしまいます。「嫌な人とは会わない」と割り切ってしまえば、自分が必要とする人、価値を提供できる人とのみ出会うことになります。

和田 おっしゃる通りですね。

神田 そうやってメンタルを改善していけば、結果がついてくるし、たとえば98%の結果をあげられたとすると、残り2%に対応するのはなんの問題でもなくなる。逆に、2%に対応することが自分を高めるための喜びに変わるのではないでしょうか。

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神田昌典(Masanori Kanda)

経営コンサルタント・作家。株式会社ALMACREATIONS代表取締役。日本最大級の読書会「リード・フォー・アクション」主宰。上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。コンサルティング業界を革新した顧客獲得実践会を創設(現在「次世代ビジネス実践会」)。のべ2万人の経営者・起業家を指導する最大規模の経営者組織に発展。わかりやすい切り口、語りかける文体で、従来のビジネス書の読者層を拡大。「ビフォー神田昌典」「アフター神田昌典」と言われることも。『GQ JAPAN』(2007年11月号)では、「日本のトップマーケター」に選出。2012年、アマゾン年間ビジネス書売上ランキング第1位。著書に、『あなたの会社が90日で儲かる!』『非常識な成功法則【新装版】』『口コミ伝染病』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』『ストーリー思考』『成功者の告白』『2022―これから10年、活躍できる人の条件』『不変のマーケティング』『禁断のセールスコピーライティング』、監訳書に、『ザ・コピーライティング』『伝説のコピーライティング実践バイブル』『ザ・マーケティング【基本篇】』『ザ・マーケティング【実践篇】』などベスト&ロングセラー多数。

和田裕美(わだ・ひろみ) [営業コンサルタント]

外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、プレゼンしたお客様の98%から契約をもらうという「ファン作り」営業スタイルを構築し、オリジナルの営業手法によって日本でトップ、世界142カ国中2位の成績を収めた女性営業のカリスマにして先駆者。 短期間に昇進を重ね、女性初、最年少で2万人に1人しかたどりつけないと言われる支社長となる。その後、企画室長、マーケティング部長、最後には最年少の営業部長となり、全国20支店、100名を統括する立場となる。当該企業の日本撤退に伴い独立。執筆活動の他、営業・コミュニケーション・モチベーションアップのための講演、セミナーを国内外で展開している。 著書は女性ビジネス本の先駆けとなった『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』はじめ、『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』(以上、ダイヤモンド社)、『和田裕美の人に好かれる話し方』(大和書房)、『失敗してよかった!』(ポプラ社)など多数。


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