ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
オヤジの幸福論

サーベイでわかったオヤジたちの実態(2)「惜しい」オヤジたちの行動

後藤順一郎 [アライアンス・バーンスタイン株式会社 AB未来総研 所長]
【第43回】 2015年9月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 前回は、アライアンス・バーンスタイン株式会社が実施した確定拠出年金(以下、DC)の加入者サーベイ(2社、約5000人)の結果から、オヤジたち(50代以上)は高齢化が進む現代社会に対して意外に楽観的であるのに、投資に対しては慎重である(リスクを取らない)という事実を明らかにしました。人生は長く投資期間も長いのに、近視眼的にリスクを取らないことの問題点も指摘しました。今回は、オヤジたちがライフプランや投資に臨む際の姿勢を明らかにしていきたいと思います。

オヤジたちが必要な情報は?

 情報があり過ぎるとヒューリスティック(理論よりも経験則や直感に基づいて行動する)や自信過剰などのバイアスにより、情報を正しく解釈できない傾向があると本連載の17回で書きました。そうは言っても、意思決定にはある程度の情報は必要です。では、オヤジたちは老後に向けた資産形成で適切な意思決定を行うために、どのような情報が必要と考えているのでしょうか? 当サーベイによると、会社から提供してほしい情報の1位は「公的年金などの社会保障制度」、2位が「会社の福利厚生制度や退職金制度」となっています。公的年金については昨年、財政検証結果やその後の改革に向けた議論が様々なメディアで報道されたこともあり、今後の行く末が気になっているのでしょうか。会社の福利厚生制度についても、公的年金を補完する大事な収入源となることから、定年退職が視野に入るオヤジたちの関心は高まっているのでしょう。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

後藤順一郎 [アライアンス・バーンスタイン株式会社 AB未来総研 所長]

慶應義塾大学理工学部 非常勤講師。1997年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。97年株式会社富士銀行(現 株式会社みずほ銀行)にて、法人向け融資業務に従事。2000年みずほ総合研究所に勤務し、主として企業年金向けの資産運用/年金制度設計コンサルティングに従事。06年一橋大学大学院国際企業戦略研究科にてMBA取得。同年4月アライアンス・バーンスタイン株式会社に入社。共著書に「企業年金の資産運用ハンドブック」(日本法令 2000年)、「年金基金の資産運用-最新の手法と課題のガイドブック-」(東洋経済新報社 2004年)などがある。

 


オヤジの幸福論

年金支給が70歳支給になるかもしれない。公的年金ばかりか企業年金も怪しくなっている。銀行の金利も微々たるもの。平均寿命が延びるほどに老後が不安になってくる。自分で自分を守るためにどうしたらいいのか。オヤジの幸福のために自分年金について教えます。

「オヤジの幸福論」

⇒バックナンバー一覧