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ここがダメ!日本企業の海外進出

ドバイでかりんとう販売を実現させたすごい会社

疋田正人 [株式会社ヘッドウォータース取締役 兼 経営企画室室長]
【第3回】 2015年8月20日
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 海外進出からの撤退を考えている企業は4割を超えるなか、前回前々回はその理由についてお話してきました。今回は、一方で海外進出に成功した企業の実例を紹介しながら、何が成功のカギだったのかをご説明したいと思います。

 「この企業だからできたんだろう?」「たまたまだろう?」と思われるかもしれませんが、決して真似できないような難しい内容ではありません。ぜひ活用いただければと思います。

老舗かりんとう屋が挑んだ
ドバイマーケット

ドバイでかりんとうは売れるのか!?

 「ドバイでかりんとうは売れませんか?」

 初めにお声がけいただいたとき、言われたのがこの言葉でした。今回ご紹介するある老舗かりんとう屋は、こだわりのあるかりんとう作りで国内でも広く知られた存在でした。しかし、国内需要の頭打ちが見えてきたため、海外での販売を逸早く検討していました。

 その検討をする中で、日本の洋菓子屋であるヨックモック社が、ドバイで売上を伸ばしていると聞いたため、「うちのかりんとうも、もしかするとドバイで受け入れられるのでは?」と思い立ったのだそうです。

 結果的にこの老舗かりんとう屋は、ドバイで大きな一歩を踏み出すことに成功しました。世界的な大手ホテルからの誘いや、ドバイのみならず近隣国からも大口の問い合わせが入り、新たな販路獲得に大きな活路を見出すことができました。驚くべきなのは、ドバイプロジェクトをスタートしてからわずか3ヵ月で、こうした成果が得られたことでしょう。

 では、なぜ老舗のかりんとう屋が3ヵ月という超短期間で海外進出に成功できたのでしょうか。3つのポイントに絞ってご説明します。

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疋田正人[株式会社ヘッドウォータース取締役 兼 経営企画室室長]

1978年、埼玉県生まれ。サンフランシスコ州立大学の教育プログラム修了。大手システムインテグレーターを経て、2006年、株式会社ヘッドウォータースに入社。半年後に取締役に就任。同社のベトナム・カンボジア・ドバイ進出を成功に導き、グローバル企業としての礎を築く。2008年、中国の大手SI会社との合弁企業の代表取締役に就任し、中国事業を一手に担う。国家レベルの大規模プロジェクトマネージメントから、国内外の事業戦略・広報戦略などの立案、企業間アライアンス、「日本の中小企業を世界で勝たせる」というミッションを掲げ、数多くのクライアント企業に対して海外進出コンサルティングを行うなど幅広い役務を担っている。


ここがダメ!日本企業の海外進出

海外進出する日本企業の4割は進出先でうまくいかず撤退を考えている(2014年10月15日帝国データバンク)。この事実を踏まえると、海外進出は苦戦するもの、と言えるが、進出先の現地企業から見れば、「日本企業が現地の商習慣に対応できていないから」との反応だ。そこで本企画では、日本企業の海外進出を支援してきた著者が中小企業が失敗しない海外進出の在り方を紹介する。

「ここがダメ!日本企業の海外進出」

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