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評価が上がる!上司を味方にする技術
【第8回】 2010年4月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
本間正人 [成人教育学博士]

提案が通る人はここが違う!
上司が協力してくれる相談のテクニック

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 前回前々回では、部下が上司に対して行うコーチングアップに重要なスキルをご説明してきました。

 今回は、「報連相のスキル」「提案のスキル」をご紹介しましょう。

アリバイづくりのような
“報告”をしてはいけない

【ポイント】上司の立場になって伝える

 「報連相」とは「報告」「連絡」「相談」のことですが、組織のなかでの上司と部下のコミュニケーションを図るスキルとして、管理職研修などでよく取り上げられていますので、ご承知の方が多いと思います。

 英語では、上司・部下関係のことを、「レポート」という場合があります。つまり、「ミスターAはミスターBの部下だ」というのは、「Mr. A reports to Mr. B」と表現されます。「reports」つまり「報告」をするという関係ということです。この言葉からも、「報告」をするかどうかというのが上司・部下関係のベースになっているといえるでしょう。

 コーチングアップにおける「報連相」の基本は、上司の立場に立って、上司が把握しておきたいと思っている情報は何か、どんな情報を伝えれば上司は安心していられるかを把握して、その情報を過不足なく伝えることです。たとえば何かトラブルがあったときに、上司から「何も聞いてないよ」と言われないように情報を前もって耳に入れておくとか、あるいは、仕事がうまくいったときに、上司が「おれのアドバイスのおかげだろう」と言える余地を残しておくために事前に相談しておくといったことが考えられます。

 「報連相」というと、できて当たり前のビジネスの基本といった印象があるかもしれませんが、それだけに大切なスキルですし、決しておろそかにできない、とても大事なことなのです。

【ポイント】悪い報告を優先して伝える

 上司から部下へのコーチングでも、何も問題がないときに意識的にコミュニケーションをとることが重要であることが強調されます。同様に、部下から上司に対しても、問題があってもなくても報告を日課にしておくことが大切です。

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本間正人 [成人教育学博士]

1959年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾で松下幸之助の経営哲学を学ぶ。卒塾後、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾研究部門責任者などを歴任し、現在、NPO法人学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授、NPOハロードリーム実行委員会理事などをつとめる。企業や地方自治体の管理職研修を担当しつつ、教育学に代わる「学習学」の構築を目指して、研究・講演活動を展開している。主なテーマは、コーチングの他、キャプテンシップ(プレーヤーとしてのリーダーシップ)、個人と組織の学習、戦略プランニング、創造力開発、学習スタイルなど多岐にわたる。NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師などを歴任。コーチングやポジティブ組織開発、ほめ言葉などの著書多数。
ホームページ「らーのろじー株式会社」


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