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評価が上がる!上司を味方にする技術
【第16回】 2010年6月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
本間正人 [成人教育学博士]

いつも同じアプローチでは説得できない!
上司をうまく転がす“春夏秋冬”の質問

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 どんな上司かによってベストのコミュニケーションのとり方は異なります。また、同じ上司でも、そのときの感情、その場の雰囲気、話の内容などによって、アプローチの仕方は微妙に変化するものです。

 これまで紹介したコーチングアップの方法も、仮に同じようなタイプの上司だったとしても同じ使い方をするのではなく、あくまでも基本的なパターンとしてとらえ、あなたの上司とのコミュニケーションのなかで、さまざまな組み合わせをしながら活用することが必要です。

 そこで今回は、コミュニケーションのスタイルを大きく「春」「夏」「秋」「冬」の4つに分類し、より使いやすい形でコミュニケーションのバリエーションを増やすヒントを紹介しておきましょう。

 もちろん、四季のとらえ方は人によって違いがあるでしょうが、このように分類することによって、自分がどのようなコミュニケーションのスタイルをとっているかが、わかりやすくなってくるはずです。

心のこもった言葉で
上司のやる気を引き出す

(1)春の質問

 英語の「Warm」という言葉には、温かい、心のこもった、などの意味が含まれていますが、春の表現は、まさに春風が木々を芽吹かせるように温かで、相手の心に自然に受け止められるような心のこもった表現といえます。

 そして、それは同時に、可能性や相手のやる気を自然に引き出すような表現といってもよいでしょう。つまり、相手の可能性に光をあてて、相手の「できる」「やれる」という気持ちを引き出していくような伝え方です。

(活用例)
「これだけ成果が上がったのは、部長の交渉が効を奏したからですよね」
「○○課長とでしたら、この困難を乗り越えられると思うんですけれど、どうでしょう」
「この成果を次につなげていくことができるように思うんです」
「それなら、先方に係長の誠意が伝わったということじゃないですか」
「もしよかったら、ほかのやり方を見つける作業に参加させていただけませんか?」

熱い情熱と激しい愛情で
相手のエネルギーを高める

(2)夏の質問

 じめじめとした梅雨が明け、まぶしい太陽の下、開放的で情熱と活力に満ちているのが、夏の季節です。コミュニケーションにおいては、夏の表現は、まさに情熱や気合い、激しい愛情を持って相手のエネルギーを高めるような伝え方といえます。

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本間正人 [成人教育学博士]

1959年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾で松下幸之助の経営哲学を学ぶ。卒塾後、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾研究部門責任者などを歴任し、現在、NPO法人学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授、NPOハロードリーム実行委員会理事などをつとめる。企業や地方自治体の管理職研修を担当しつつ、教育学に代わる「学習学」の構築を目指して、研究・講演活動を展開している。主なテーマは、コーチングの他、キャプテンシップ(プレーヤーとしてのリーダーシップ)、個人と組織の学習、戦略プランニング、創造力開発、学習スタイルなど多岐にわたる。NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師などを歴任。コーチングやポジティブ組織開発、ほめ言葉などの著書多数。
ホームページ「らーのろじー株式会社」


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