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評価が上がる!上司を味方にする技術
【第9回】 2010年4月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
本間正人 [成人教育学博士]

命令系統を無視した部下に怒り爆発!
自分の有能さを示したがる「独裁型」上司

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 これまで数回にわたり、上司を味方につけるために必要な「コーチングアップ」の技術をご紹介してきました。しかし、実際にどのようにすれば上司を味方にでき、あるいはどういった態度が上司を敵に回してしまうのか理解するのは難しいものです。そこで、これから数回はケースを例に挙げ、適切な「コーチングアップ」の技術を説明していきましょう。

 今回は、自分の有能さを示したい「独裁型」の上司から怒りを買い、さらに増幅させてしまったコーチングアップ下手な部下のケースをご紹介します。

上司のメンツを丸つぶし?
態度で損してしまう部下

 某商社に入社して5年目、メーカーとの新商品開発の企画立案に携わる上原さん(27歳)。彼が書類整理をしていると、突然、星野部長代理(45歳)から内線が入り、すぐに会議室に来るよう呼び出しを受けました。声の調子から星野部長代理がかなり怒っているように感じたのですが、上原くんには思い当たる節がありません。星野部長代理のところに行くと、案の定、不機嫌そうにしています。


上原「星野さん、どうしました?」

星野「上原くん! どうしましたか、じゃないだろ。ルールを守ってくれなきゃ困るよ」

上原「えっ? 何ですか」

星野「例のプロジェクトの件だけれど、君、長嶋部長に相談に行ったそうじゃないか」

上原「はい。それが何か」

星野「そういう場合は、事前に、私に話を通してくれないとダメじゃないか。ついさっき、長嶋部長から『あの件だけどね』と言われたんだが、何も聞いていなかったから、大恥をかいたんだぞ」

上原「まずかったでしょうか」

星野「当たり前だろ。君は組織のコミュニケーションをなんだと思ってるんだ」

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本間正人 [成人教育学博士]

1959年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、松下政経塾で松下幸之助の経営哲学を学ぶ。卒塾後、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学博士、 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾研究部門責任者などを歴任し、現在、NPO法人学習学協会代表理事、帝塚山学院大学客員教授、NPOハロードリーム実行委員会理事などをつとめる。企業や地方自治体の管理職研修を担当しつつ、教育学に代わる「学習学」の構築を目指して、研究・講演活動を展開している。主なテーマは、コーチングの他、キャプテンシップ(プレーヤーとしてのリーダーシップ)、個人と組織の学習、戦略プランニング、創造力開発、学習スタイルなど多岐にわたる。NHK教育テレビ「実践ビジネス英会話」の講師などを歴任。コーチングやポジティブ組織開発、ほめ言葉などの著書多数。
ホームページ「らーのろじー株式会社」


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