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小宮一慶の週末経営塾

「新聞の読み方」にあらわれる
トップになる人、課長止まりの人

小宮一慶
【第21回】 2015年9月19日
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新聞は読む「コツ」がある

小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 お客さま第一の会社を作る第一歩として、世の中の動きを知ることが大切なことは皆さん、お分かりいただいていると思いますが、私が考える、世の中の動きを知るために、一番良い方法について説明しましょう。

 世の中の動きを知り、変化を掴むために、日頃できることは何かと言われたら、私は真っ先に、「新聞を読むこと」だと答えます。ただし、世の中を知るために新聞を読むのには、ちょっとしたコツがあるのです。多くの人はそれを知らないか、知っていても実践していません。結構残念な読み方をしている人が多いのです。

 新聞の読み方のコツの第一は、1面のトップ記事から順に読んでいくことです。

 自分の好きなスポーツ面から、社会面から読む、あるいは自分の関心のある記事を読むのではなく、1面から読む。それもトップ記事は必ず読む。これがポイントです。

 なぜなら新聞は、“読んでほしい順”に、言い換えれば、社会にとって重要な順に、記事が書かれているからです。つまり1面のトップ記事から順に読むことは、「世間の関心に自分の関心を合わせる」訓練なのです。それが、世の中の動きを知ることの第一歩です。

 自分の関心のある記事だけを読んでいると、世の中にとって重要なことを読み飛ばしている可能性があります。それでは、企業の正しい「方向付け」はできません。

 一面トップ記事を毎日丁寧に読んでいる人と、自分の関心のある記事だけを拾い読みしている人とでは、何年も経つと大きな差が出るのは当然です。前者の読み方は、経営者になる人の読み方、厳しいようですが、後者の読み方は、課長どまりの人の読み方です。

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小宮一慶

京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は100冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。


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経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。

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