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新興企業上場の審査厳格化はまだ甘くはないか

週刊ダイヤモンド編集部
2015年9月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 本当に上場して大丈夫なのか──。10月にマザーズに上場が決定したばかりのある新興企業をめぐり、市場関係者からその成長性を疑う声が上がっている。

 それがアップバンク。ゲームアプリに関する攻略情報の提供やスマートフォン関連グッズの販売で急伸してきた企業だ。もっとも、スマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」に関する動画配信で名をはせたマックスむらい氏の所属する企業といった方が有名かもしれない。

 業績は一見順調のようだ。2014年12月期の決算は、売上高30億円で当期純利益3.3億円。それが15年上半期で売上高20億円、純利益2.8億円と、前期を大きく上回るペースで稼いでいる。

 それなのに成長性が疑問視され、警戒されるのはなぜか。実は、成長の源泉であった広告事業をこの6月に取りやめたからだ。

 これは、人気ゲームアプリ「モンスターストライク」の自社攻略情報サイト「モンスト攻略」から、別のアプリをダウンロードさせて会員登録につなげるように誘導する広告ビジネス。ダウンロードと引き換えに報酬として利用者にモンストの有料アイテムを無料で与えるため、リワード広告とも呼ばれる。事実上、スマホのアプリランキングを操作できるとあって、アプリ開発会社から広告出稿があり、収入源となっていた。

 アップバンクはこのモンスト攻略アプリだけで15年上半期に粗利益の24%を稼いでいたが、アップルがリワード広告を禁止し、このビジネスモデルが崩壊してしまったのだ。

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