ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ベストセラー対談
【第17回】 2015年10月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
和田裕美 [営業コンサルタント],陰山英男 [立命館大学教授]

なぜ、忙しい人ほど休みをとるのがうまいのか
『和田裕美の営業手帳』和田裕美×『陰山手帳』陰山英男対談【前編】

1
nextpage

成約率98%のベースであり営業が結果を出すために考案された『和田裕美の営業手帳』、生活と仕事を充実させながら人生の質の向上を目指す『陰山手帳』、2016年版もこれら2点の手帳がさらに進化して登場。長い年月をかけて手帳を進化させてきた著者二人が、多忙を極めるビジネスパーソンを危惧し、「今だからこそ手帳を活用すべき」と語ります。(取材・構成/両角晴香 撮影/宇佐見利明)

「予定を入れない」
という予定を入れる

陰山 和田さんは手帳を買ったら、最初に何を書き込みますか?

和田 1年のなかで絶対に忘れたくない記念日ですね。友達の誕生日とか、大切な記念日とか。これから起こるワクワクを最初に書きます。

陰山 なるほどね。結構近いけど、僕は少しだけ違うかな。『陰山手帳』は、休みの日から書き入れるようおすすめしています。

和田 へえ、その発想はなかったかも。なぜですか?

陰山 手帳はスケジュールを管理するものなので基本的には仕事のツールです。楽しいことから書き込まずに、いきなりビジネス案件を書き込んじゃうと、生活が仕事中心になってしまうのですよ。

和田 あーわかります。手帳を見るのがブルーになる感じですね。

和田裕美(わだ・ひろみ)
京都府生まれ。作家、営業コンサルタント。人材育成会社「和田裕美事務所」代表。小学生のときから通知表に「もっと積極的にお友だちとお話ししましょう」と書かれ続けたほど引っ込み思案な性格にもかかわらず、上京後は外資系企業の営業職に就く。当初はおどおどして相手の目を見て会話することもままならず、長い間つらく厳しい下積み時代が続いたが、独自の「ファン作り」営業スタイルを構築し、試行錯誤を重ね、徐々にプレゼンしたお客様の98%から契約をもらうまでになる。それによって日本でトップ、世界142ヵ国中2位の成績を収めた。執筆活動の他、営業・コミュニケーション・モチベーションアップのための講演、セミナーを国内外で展開している。女性ビジネス書の先駆けとして大きな反響を呼んだ『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』(ダイヤモンド社)ほか、『人生を好転させる「新・陽転思考」』(ポプラ社)、『和田裕美の人に好かれる話し方』(大和書房)など著書多数。最新著作は『成約率98%の秘訣』(かんき出版)。

陰山 これまで、仕事一途になりすぎて最終的に身体を壊してしまう人を何人もみてきました。これは僕の欠点でもあるかもしれないけど、どんな大事なことでも自分の身体を壊すことであれば辞めます。

和田 私も賛成です!

陰山 それで恨まれようが何しようが仕方がないじゃんって。校長をやっていたときも先生方職員にあれこれ指示はするのだけど、最後に「身体を壊すと思ったらやめてくれ」ってことだけは伝えていました。

和田 わかります。私は土日休みではないので、やろうと思えばすべて仕事で埋めてしまうこともできるわけです。実際8月は一日も休めなかった。それって実は危険なことだなと思うことがあります。

陰山 調子がいいときはいいのだけど、ちょっと疲れたなと思ったときにあと一週間働かなきゃ行けないと思うとブルーになるでしょ。

和田 なる! どうやったら休めるかとか、さぼることばっかり考えちゃう(笑)。

陰山 でしょ? そうなるくらいだったら、最初からここで休もうというのを決めちゃおうという提案です。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55

トレーシー・カチロー 著/鹿田 昌美 訳

定価(税込):本体1,600円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
子どもの豊かな心を育て、頭と体を伸ばしていくために親が知っておきたいことについて、最新の科学研究をもとに「最も信頼」できて「最も実行しやすい」アドバイスだけを厳選して詰め込んだ貴重な本。子にかけるべき言葉、睡眠、トイレトレーニング、遊び、しつけまで、これ一冊さえ持っていれば大丈夫という決定版の1冊!

本を購入する
著者セミナー・予定
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


和田裕美(わだ・ひろみ) [営業コンサルタント]

外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、プレゼンしたお客様の98%から契約をもらうという「ファン作り」営業スタイルを構築し、オリジナルの営業手法によって日本でトップ、世界142カ国中2位の成績を収めた女性営業のカリスマにして先駆者。 短期間に昇進を重ね、女性初、最年少で2万人に1人しかたどりつけないと言われる支社長となる。その後、企画室長、マーケティング部長、最後には最年少の営業部長となり、全国20支店、100名を統括する立場となる。当該企業の日本撤退に伴い独立。執筆活動の他、営業・コミュニケーション・モチベーションアップのための講演、セミナーを国内外で展開している。 著書は女性ビジネス本の先駆けとなった『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』はじめ、『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』(以上、ダイヤモンド社)、『和田裕美の人に好かれる話し方』(大和書房)、『失敗してよかった!』(ポプラ社)など多数。

陰山英男 [立命館大学教授]

1958年兵庫県生まれ。岡山大学法学部卒。兵庫県朝来町立(現朝来市立)山口小学校教師時代から、反復学習で基礎学力の向上を目指す「陰山メソッド」を確立し脚光を浴びる。2003年4月尾道市立土堂小学校 校長に全国公募により就任。百ます計算や漢字練習の反復学習を続け基礎学力の向上に取り組む一方、そろばん指導やコンピューターの活用など新旧を問わず積極的に導入する教育法によって子どもたちの学力向上を実現している。2006年4月から立命館大学 教授(立命館小学校 副校長 兼任)に就任。 現在は、立命館大学 教育開発推進機構 教授(立命館小学校 校長顧問 兼任)。過去には、文部科学省・中央教育審議会 教育課程部会委員、大阪府教育委員会委員長にも就任。主な著書に、『陰山手帳』(ダイヤモンド社)『学力は1年で伸びる!』(朝日新聞出版)、『若き教師のための授業学』(日本標準)、『本当の学力をつける本』(文春文庫)、『陰山メソッド たったこれだけプリント』(小学館)ほか多数。
著者ウェブサイト http://kageyamahideo.com/

 


ベストセラー対談

多くの読者に支持されるベストセラーの著者が、それぞれの著書に込めた思いや互いの著作についての感想を語り合う。対話から生まれる化学反応が、ベストセラーを読み込むための新たな視点やヒントを提供する。

「ベストセラー対談」

⇒バックナンバー一覧