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就職できない若者の「トンデモ言動」

内定式を登山や結婚式場で行うイマドキの新卒採用

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第41回】 2015年10月7日
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今年の内定式、無事に開催できるか不安だった採用担当者も少なくないはず

 10月1日を迎え、内定式を無事に終えた企業がある一方で、例年のような内定式を迎えられなかった企業も少なくないようです。

 HR総研が行った「2016年度新卒採用動向調査」をみても、16年卒採用での内定辞退率は、企業の規模にかかわらず、増加傾向にあることが明らかになっています。同調査で2015卒と比較した内定辞退率の増減予想を聞いたところ、従業員数1001名以上の大企業でも39%が「内定辞退は多いだろう」と回答し、301~1000名の中堅企業では48%もの企業が「多いだろう」と予測しています。

 未だに採用人数が目標に達していない状況にあるため、内定式を延期するなどの措置をとる企業もあるようです。

 また一方で、内定式には出席したものの、「本当にこのままこの企業に就職をしていいのか」といった、ある種の「納得感不足」を感じている学生もいるはずです。実際、10月以降も引き続き採用活動を進める企業があるということは、極端な話、今後も就職活動を継続することが可能といえば可能なわけです。

 そこで今回は、こんな内定辞退に対して企業はどう向き合っているのか、実態も含めてご紹介していきましょう。

「決める瞬間」に人は最も悩む!
内定式で気持ちが揺らぐケースも

 私自身、これまで学生から既卒の若年者まで、実に様々な方の就職決定の瞬間に立ち合ってきました。その中で実感しているのは、「人が最も悩むのは“決める時”」ということです。

 ひとたび就職活動を始めれば、エントリーシートや履歴書、面接などは、勢いやモチベーションで乗り切ることが可能です。

 本連載でも取り上げている俗に言う「内定フィーバー」などで、内定を取得した途端に不思議と内定獲得が相次ぐといった状態もあり、就職活動をきっかけに大きく成長していく方も多いものです。

 しかしやはり最終的に就職先を決定するというのは、誰しもが悩む瞬間です。新卒学生だけに限ったことではなく、例えば紹介予定派遣で派遣社員から正社員への切り替えをする場合や社員登用などでも同様のことが起こります。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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