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男の食育 笠井奈津子

ヘルシー志向の妻がいる夫は不健康になりやすい

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
【第25回】
妻の“ヘルシー”はあなたにとっても“ヘルシー”ですか?

 先日、メタボ予防のための企業研修が終わった後、自己管理をきちんとしているであろう、引き締まった体型の50代の役員の方にグルッと囲まれました。

 「先生。今、みんなで話していたんだけど、問題はさ…」

 と口火を切られたので、何か問題があったかとドキッとしました。すると、

 「これを、どう奥さんに頼めばいいのかってことだよね」
 「そうなんだよね」
 「ちょっと、これ、こうしてよ、なんて、怖くて言えないよ」

 と、みなさんそれぞれにぼやきながら笑って、

 「まぁ、結局はランチで選ぶのが一番だよね」
 「オレは秘書に頼んで夜の会食は週に2回までにしてもらっているんだ」

 などと、自分で選択できる場面でするべきことを各々にシェアする機会に恵まれました。

 50代の方の食事記録を見ると、ご自宅での食事に煮物やきんぴらなど、昔ながらの日本のお惣菜が見られます。同世代の奥様が考えられる“ヘルシーな食事”とは、比較的安心してみていられます。旦那さんがダイエットをはじめたからといって、急にごはんを取り上げてしまうことなく、料理に使う油や砂糖、みりんなどの量を調整したり、揚げ物の回数を減らしたり、と家族みんなからクレームがこないようにやりくりできるケースが多くみられます。

 ですが、40代前半くらいから下の世代になってくると、「煮物なんて作ったことがない」という言葉にあらわれているように、段々と料理を苦手とする方が増えてきます。また、ヘルシー志向の奥さまであっても、マスメディアで取り上げられるような、少し極端な食事が目立つようになります。そうなると、家族の健康を考えているはずが、思いがけない落とし穴にはまることもありえるのです。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


男の食育 笠井奈津子

目、肩や腰の痛み、毛、お腹周り、ニオイ……。男も年を重ねれば重ねるほど、若い頃は気が付かなかった悩みに振り回されることになる。そんなとき、対策の1つになるのが「食」だ。しかし、男性が自分で正しいと思った対策するのには、注意が必要だ。実は思い込んでいる知識が勘違いであるばかりか、症状は悪化、さらに若さを一層失うことになりかねないからだ。この連載では、そんな「食」の知識に未だ乏しいミドル男性に対し、若い頃と変わらない身体を保ってもらう「男の食育」を行っていく。

「男の食育 笠井奈津子」

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