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「グレートカンパニー」の条件
【第13回】 2015年10月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
リッチ・カールガード,野津智子 [翻訳家]

失敗の多い組織ほどなぜ「優秀」なのか

『フォーブス』誌発行人を務め、連続起業家でもあるリッチ・カールガードは「成功し続ける企業」の5つの条件を、ウォール街からシリコンバレーまで全米企業への徹底取材から明らかにした。本連載は『グレートカンパニー――優れた経営者が数字よりも大切にしている5つの条件』からそのエッセンスを紹介する。第13回のテーマは「失敗の多いチームほど優秀?」だ。

頻繁に失敗せよ?

失敗を認めたいとは誰も思わないし、仲間の前で恥をかきたいと思う人もいない。

私たちはみな、自分のイメージや自尊心を守りたいのだ。それは別におかしなことではない。

ただ、私たちは失敗を許されないものだと考えている。できれば避けたいとも思っている。失敗は口にしづらいものであり、また、あまりに多くの組織が、ミスのなかにある貴重な教訓を引き出すことなく、そのミスをしたことで人々に罰を与えてしまっている。

しかし、個人として、また組織として「知性豊か」になるためには、自分がした失敗を認める必要がある

にわかには信じられないかもしれないが、たくさん失敗すればするほど、いっそう大きく成長したり早く革新を進めたりできるようになるのだ。

数々の賞に輝くデザイン会社のアイディオは、こんなモットーを掲げている。

 「早く成功するために、頻繁に失敗せよ

ミスや、それによって引き起こされる失敗は、本物の学習をするチャンスであり、私たちをもっと「知性豊か」に、そして少し勇敢にもしてくれる類のチャンスである。

個人にせよ組織にせよ、秘訣は、ミスを無視したり隠したりせず、認めるにはどうすればいいかを見つけ出すことだ。

これは、コンフォートゾーンから出て行動することを意味する場合もある。つまり、違った角度から考えたり、ほかの人があちらの道を歩いているときに自分はこちらの道を進んだりするということだ。

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リッチ・カールガード [フォーブス誌発行人]

 

『フォーブス』誌発行人、人気コラムニスト。アントレプレナーとしても数多くの起業を成功させている。ベンチャー投資家。2004年に刊行された『Life2.0』は『ウォールストリート・ジャーナル』紙でビジネス書・ベストセラー・リストに入った。起業家としては『アップサイド』誌や、ガレージ・テクノロジー・パートナーズ社、チャーチル・クラブを共同で創設している。アーンスト&ヤング社のアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。スタンフォード大卒。シリコンバレー在住。

 

野津智子 [翻訳家]

 

獨協大学外国語学部フランス語学科卒業。主な訳書に『リチャード・バンドラーの3日で人生を変える方法』(ダイヤモンド社)、『仕事は楽しいかね?』(きこ書房)、『チームが機能するとはどういうことか』『シンクロニシティ[増補改訂版]』(ともに英治出版)、『夢は、紙に書くと現実になる! 』(PHP研究所)、『外資系キャリアの出世術』『スタンフォード・インプロバイザー』(ともに東洋経済新報社)などがある。


 


「グレートカンパニー」の条件

『フォーブス』誌発行人であり、連続起業家・人気コラムニストでもある著者が、シリコンバレーからウォール街まで全米企業を徹底取材!フェデックス、SAP、ネストラボ、スペシャライズド……本連載では、現代において生き残る「成功し続ける」企業の強さの秘密が明らかにしていきます。コストやサプライチェーンといった「数字」で表すことのできる要素以外の部分にこそ永続企業の競争優位は存在するのです。

「「グレートカンパニー」の条件」

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