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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

『ツイッターノミクス』著者
タラ・ハント 独占インタビュー
「古い業界でも新しい手法を学べば
よりよい明日を生きることができる」

週刊ダイヤモンド編集部
2010年4月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
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オンラインの世界には、貨幣価値で置き換えられる「市場経済」とは異なる「新しい経済」が存在し、いまや現実の世界を動かす影響力を持ち始めている――。そんな新しい変化について指摘し、世界的なベストセラーとなった『ツイッターノミクス』の著者であるタラ・ハントさんに、いまインターネット上で起きていることなどを、じっくり聞いた。「週刊ダイヤモンド」(2010年5月1日・08日合併号)掲載のインタビューを、改めてロングバージョンでお届けする。
(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁)

タラ・ハント
tara ‘missrogue’ hunt
Rogue Strategies社長/
『ツイッターノミクス』著者
1973年、カナダ生まれ。現在、北米のインターネット世界で最も影響力のあるブロガーの一人で、SNSやツイッターなどウェブ2.0時代に登場した各種ツールを駆使したマーケティングの第一人者。政府機関から民間企業までの豊富なコンサルティング経験に基づき、今後、企業や個人はオンラインの世界といかに向き合い、どのように活かして“信用”を積み上げるかについて、実践的な考え方を説く。タラ・ハントさんのサイトはこちら
Photo by Toshiaki Usami

―母親には、現在の仕事をどのように説明していますか?

 あはは。とてもよい質問ね。

 いまでも、母親は、インターネットに基づく私の仕事について、よくわかっていないと思います。

 たとえば、私が「本を書いた」と言えば、「娘は本を書いたのだ」と思うし、「あちこちで講演をしている」と言えば、「娘は講演をしているのだ」と納得するみたい。

 でも、母親は、フェイスブック(SNSの一種)やツイッター(簡易ブログ)のアカウントを持っていますので、いつでも私の活動を知ることができますし、孫と連絡を取ることもできます。

―息子さんは、17歳だとお聞きしました。すると、タラさんは、インターネットに明るくないご両親の世代と、ネットに親和性のある息子さんの世代の中間に位置することになる。

 そう。両親は、カナダの小さな村で生まれ育ち、いまでも田舎で牛や馬などに囲まれて暮らしています。だから、インターネットの世界を理解するのは難しい。

 一方で、私は、非常にユニークなポジションにいると思いますし、(インターネット全体を一つの社会と捉える)「ソーシャルウェブ」がどんどん進化する時代を生きていることは、エキサイティングなことだと考えています。

 振り返ってみれば、私が初めてコンピュータに触れたのは、18歳か19歳の頃でした。だけど、17歳の息子にとっては、ソーシャルウェブが「生まれた時からあって当たり前のもの」であり、“水道”のようなものなのです。その変化はとても素晴らしいことだし、私も大いに楽しんでいるわ。

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