「心が折れやすい人、回復が早い人」行動に出る決定的な違いとは?
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

調子

【精神科医が教える】「メンタルが崩れやすい人」が無意識に見逃していること・ワースト1『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)より
メンタルケアの秘訣は、
精神的に
調子のいいときにあるのよ。

気分が安定しているなと思ったら、今の
・物の感じ方 ・考え方 ・意欲
などを詳細に感覚として覚えておくの。
そうすると調子の悪いときに、
「ああ、元気なときはこんな考え方できてたじゃん」
って思えるの。

メンタルケアは「調子のいいとき」がカギ

心の調子が悪いときにどう対処するか――多くの人がそこに意識を向けがちですが、実は本当に大切なのは「調子がいいとき」の自分をどう扱うかです。

元気なときこそ、メンタルケアの準備をする絶好のタイミングなのです。

元気なときの感覚を“記憶”しておく

気分が安定しているとき、自分がどんなふうに物事を感じ、考え、意欲を持っているかに注目してみてください。

「あ、今の自分は気持ちが前向きだな」「こんなふうに捉えていると楽だな」という感覚を、できるだけ具体的に覚えておくのです。

ノートに書いておくのもおすすめです。

不調時の「道しるべ」になる

調子が崩れたとき、その記憶はまるで“心のコンパス”のように働きます。

「そういえば、元気なときはこんなふうに考えられていたな」と思い出せるだけで、気持ちが少しラクになることがあります。

過去の“よかった自分”は、未来の自分を救ってくれるのです。

未来の自分にエールを送る習慣

メンタルケアは、落ち込んでから始めるのではなく、安定しているときに仕込んでおくのがコツ。

元気なときの自分の感覚を、大切に記録しておきましょう。

それが、いつかの自分を助ける“心のサプリ”になります。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。