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「毒親」のDNAはあなたにも?
その愛情が子どもを凍りつかせる

小川たまか [編集・ライター/プレスラボ取締役]
2015年10月23日
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女性芸能人たちが相次いで告白本を出すなど、ここ数年話題になっている“毒親”。足もとでは“毒親”に関する報告例が、以前にも増して増えている。その中には、耐え切れなくなった子どもが親に絶縁状を突き付けるなど、家庭崩壊につながったケースも少なくない。そもそも“毒親”とは何なのか。どんな親が子どもにとって“毒親”となるのか。あなたの中にも眠っているかもしれない“毒親”の資質について考察する。(取材・文/プレスラボ・小川たまか)

ある日突然、子どもから絶縁状が?
あなたは「毒親」になっていないか

足もとでは「毒親」に関する報告例が、以前にも増して増えている。子どもに愛情を注いでいるつもりでも、逆に子どもを痛めつけてしまう「毒親」とは?

 自分が良かれと思ってしていたことが、子どもにとっては「毒」になっていたら。そしてある日突然、子どもから絶縁状を突き付けられたら――。

 数年前から「毒親」という言葉が話題になっている。『ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争』(2012年/小川雅代)、『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』(2013年/遠野なぎこ)、『解縛:しんどい親から自由になる』(2014年/小島慶子)など、タレントや女優たちが「毒母」に関する本を執筆。『母がしんどい』(2012年/田房永子)など、毒親に育てられた本人たちが描くコミックエッセイも相次いで刊行され、話題と共感を呼んでいる。

 今年7月に発売されたコミックエッセイ『ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ』(原わた)も、著者自身の経験を描いたもの。amazonレビューには、次のようなコメントが寄せられている。

 「自分ってなんてダメなんだと思っている人、自分の過去やツラさを封じ込めてきた人に読んでもらいたい」

 毒親とは、どんな親のことなのだろうか。毒親はどんな影響を子どもに与えてしまうのだろうか。もし自分が毒親だと子どもから指摘されてしまったら、どうしたらいいのか。読者諸氏の中にも気になる向きは多いのではないか。

 まず毒親について、前出の書籍やコミックエッセイに描かれている例から見ていこう。小島慶子さんは、『解縛』『「自分」がしんどい』の中で、父親の職業で友達の「価値」を判断し、その価値観を押し付けてくる母に反感を覚えていたと述べている。

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小川たまか [編集・ライター/プレスラボ取締役]

1980年・東京品川区生まれ。フリーランスとして活動後、2008年から下北沢の編集プロダクション・プレスラボ取締役。働き方、教育、ジェンダー、性犯罪などを取材。ツイッターアカウントは@ogawatam


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