ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

“命のホットライン”で愚痴とホラを吹きまくり!
不満を抱えた同期社員の人生を分けたもの

――共感と裏切りを経て別々の人生を歩む営業マンたちのケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第16回】 2010年5月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 20代後半から30歳前後までは、会社員人生の大きな「曲がり角」にいると言える。

 転職をする人、結婚して早々と「パパ」「ママ」になる人、後輩の前でやたらと先輩ヅラする人、上司に媚びる人など……。

 そこには、夢と現実とのギャップに悩む、若い世代の人生模様がある。

 連載16回目は、中堅企業に入社した同期の営業マンたちが支え合い、慰め合い、そして最後は裏切り合いながら、成長していく姿を紹介する。あなたも、この社員たちと似たような経験がないだろうか。

------------------------------------------------------------------
■今回の主人公――はい上がろうとして人生が分かれた「負け組社員」

 入社3年目の営業マンたち(仮名/26歳~27歳)

 名古屋支社の吉本、熊本支社の木暮、仙台支社の成瀬、京都支社の菅原、岐阜支社の山本、札幌支社の乾といった社員たち。いずれも3年前に大学を卒業し、中堅の情報通信サービス会社(社員数900人)の営業部員として採用された。昨年から地方支社に赴任して仕事をしているものの、上司らとは上手くいっていない。

------------------------------------------------------------------

(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

「上司をへこませてやった!」
ホラ吹きまくりの“命のホットライン”

 午後11時30分、名古屋支社の吉本がニュース番組を観ていると、携帯電話が鳴った。京都支社の菅原だ。

 「こんばんわあ!(笑) 今日もあいつと言い争いをして、へこませてやったよ」

 “あいつ”とは、上司である営業課長を指すようだ。菅原は、吉本が3年前に新卒として入社した際の同期生である。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

⇒バックナンバー一覧