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社長の育て方~次期経営者・幹部の育成方法

経営者は本気で「リーダー育成」を考えているか?

リーダー育成に欠かせない具体的な方策「タレントマネジメント」とは

加島禎二
【第3回】 2015年11月25日
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なぜ「タレントマネジメント」が
必要なのか

 会社を変えたい、新規事業で成長戦略を進めたいと考えていても、それを担う人材がいないために次の一手を打てない会社が少なくありません。どうして、そんなことが起きているのでしょうか。

かしま・ていじ
セルム代表取締役社長 1998年に創業3年目の株式会社セルムに参加し、2002年取締役企画本部長に就任。今日では1000名を超えるコンサルタントネットワークの礎を築く。同社 常務取締役関西支社長を経て、10年に代表取締役に就任。一貫して「理念と戦略に同期した人材開発」を提唱し、次期経営人材の開発や人材開発体系の構築、リーダーシップ開発、組織開発などに携わる。升励銘企業管理諮詢(上海)有限公司 董事総経理 CELM ASIA Pte. Ltd. 取締役。

 これは、現業で成功している会社は、それまでの「成功体験」をベースに組織も人材も形づくられているという点が大きく影響していると思います。つまり、いまの仕事で優秀な成績を挙げている人でも、いままで誰もやって来なかった仕事、たとえば海外の新規拠点で市場開拓ができるかどうかは疑問であり、能力的に未知数です。

 会社を改革し、更なる成長をめざすためのリーダーが必要ならば、それに適した人材を見極め、従来の資格等級制度や事業部制度の枠組みを超えたシステムでリーダー人材を育成する、「タレントマネジメント」の取り組みが不可欠です。

 「タレントマネジメント」とは、個々の人材が持つ能力やキャリア志向を一元的に把握し、適材適所の配置や育成を図る施策を指します。欧米ではすべての社員を「タレントマネジメント」の対象にしています。日本の場合は、まずは緊急性の高い次世代リーダーの育成の場面で、この取り組みが行われています。

 では、次世代のリーダーにふさわしい幹部候補は、どうやって育てればいいのでしょうか。

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1998年に創業3年目の株式会社セルムに参加し、2002年取締役企画本部長に就任。今日では1000名を超えるコンサルタントネットワークの礎を築く。同社 常務取締役関西支社長を経て、10年に代表取締役に就任。一貫して「理念と戦略に同期した人材開発」を提唱し、次期経営人材の開発や人材開発体系の構築、リーダーシップ開発、組織開発などに携わる。升励銘企業管理諮詢(上海)有限公司 董事総経理 CELM ASIA Pre. Ltd. 取締役。

 


社長の育て方~次期経営者・幹部の育成方法

「ウチの会社には後継者がいない」。そう悩む経営者は少なくない。いま日本の企業では「後継者不在」の状況が同時多発的に起きている。この経営課題を解決するためには経営幹部育成制度やシステムの導入など、明確に「幹部育成」を目的化し、それに向けて取り組むことが必要になる。人材開発を支援するプロフェッショナルファーム、株式会社セルムの加島二代表取締役社長が解決策となる「社長の育て方」を語る。

「社長の育て方~次期経営者・幹部の育成方法」

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