研修最終日に全員が感極まって涙を流せば、研修は成功なのでしょうか。

 通過儀礼が必要であることは、このコラムでも何度も指摘しています。ただし、学生から社会人への意識転換に、怒号や脅迫が必要不可欠であるとは思えません。

 入社3年目のある若手に聞いてみました。「厳しいのがいけないとは思いません。怒られれば悔しいですが、自分を成長させるために言ってくれているとわかっているから、頑張ろうと思える。その信頼感がなければ、何を言われても受け入れらないでしょうね」

 理不尽な厳しさを通して、果たして信頼感は醸成されるでしょうか。 


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若手をつぶす?“スパルタ式”新入社員研修<br />「厳しさ」と「理不尽さ」の曖昧な境界線

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