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小惑星探査機「はやぶさ」だけじゃない!
未知の可能性が広がる宇宙ビジネスの全貌

週刊ダイヤモンド編集部
【10/06/12号】 2010年6月7日
著者・コラム紹介バックナンバー

 6月13日(日)、7年間の航行を終えて小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還します。小惑星に降り立ち、表土のサンプルを採集して地球に持ち帰るという、世界初ずくめの難しいミッション。この7年間、数々のトラブルに見舞われました。

 ところが、誰もが「もうダメか」と思うようなトラブルでも、技術者たちが「こんなこともあるかと思って・・・・・・」と用意していた予備機能を作動させ、危機を克服してきました。そして満身創痍になりながら、とうとう地球に帰ってくる。そんなドラマ性が、多くの人々に感動を与えています。

 そんなはやぶさの「軌跡と奇跡」に刺激され(?)、今週の特集のテーマは宇宙です。

 はやぶさの成果は、間違いなく世界に誇れるものですが、日本の宇宙開発の実力はいったいいかほどのものなのか、どんな将来像を描いているのか、実は案外知られていない気がします。

 たとえば今、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は事業仕分けの対象として注目を浴びています。しかし、日本の宇宙政策について、国民のどのくらいが注目しているでしょうか。

 2008年5月に「宇宙基本法」が成立し、それに基づいて内閣府に「宇宙開発戦略本部」が設置されました。本部長は首相が務め、副本部長は「宇宙開発担当大臣」という任務を負っています。ちなみに、鳩山内閣での宇宙開発担当大臣は前原誠司・国土交通大臣による兼務。しかし、おそらくほとんどの国民は知らないでしょう。

 特集では、こうした日本と世界の宇宙開発の実情と、これからの方向性を探っていきます。何しろ、無限の宇宙にはたくさんの可能性が広がっています。宇宙を新しいマーケットと捉え、「開発から利用へ」と産業化していく動きについても取り上げました。

 日本の宇宙産業は7兆円。そのうち民需は1割です。対して欧米は4割が民需。つまりこの国において宇宙関連ビジネスは、まだまだ開拓の余地があるわけです。そして、ビジネス誌が宇宙を特集する理由もそこにあります。

 民間宇宙旅行、衛星打ち上げ事業、宇宙関連の研究開発を応用した商品などのほか、自らロケットや衛星を開発して、宇宙市場に参入しようとするベンチャー企業も多く生まれています。

 その代表格が堀江貴文・元ライブドア社長。本誌のインタビューでは「だれでも気軽に宇宙旅行ができる世の中にしたい」と話してくれました。そのほか、独自の技術を持って宇宙への夢に挑む中小企業を紹介します。

 さらに、夢とロマンの場である宇宙を、ひたすら現実的な視点でも切り取ってみました。機動戦士ガンダムの戦闘シーン、宇宙戦艦ヤマトの航行力、銀河鉄道999が宇宙に飛び出す高架橋、スペースコロニーや月面基地、宇宙生物やタイムマシンの可能性などなど、空想宇宙科学に現実味はあるのかを、宇宙物理学の大家の監修の下、解き明かしていきます。

 はやぶさの感動物語に始まり、我が国の未来を左右する政策の検証にビジネスの話題、そしてちょっと軽目のSFネタまで詰まった、盛りだくさんの特集です。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 深澤 献)


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