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ずるい暗記術
【第14回】 2015年12月24日
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佐藤大和 [弁護士]

「モテたい」を究極のゴールにする

世間はクリスマスモードのなか、必死に勉強をしている学生さんや仕事をしながら勉強をしているビジネスパーソンが多いと思います。この時期は、何のために勉強をするのか、仕事をしているのかを考えるいい機会です。3万部を突破した『ずるい暗記術』から、モチベ―ションを維持し続けるための方法を紹介します。

 今、あなたは何のために勉強していますか? 

 あなたの勉強の目的は何ですか?

 一流大学に合格して一流企業に就職するためですか? 資格をとれば、安定した収入を得られるからでしょうか? あるいは、親から言われてとりあえず勉強をしている人もいるかもしれません。

 それらははたして本当の目的なのでしょうか。

 私が弁護士を目指したのは、「一人でも多くの人を救いたい」「人と人との笑顔をつなげたい」という思いからでした。

 でもある日、友達からこう言われたのです。

 「いつもそう言っているけど、なんか抽象的だよね。本当にそう思ってるの?」

 「いや、ボランティアもやってきたし、この気持ちに嘘はない」と反論したのですが、その言葉をきっかけに、「自分は何のために弁護士になりたいのだろう?」と、もう一度よく考えてみました。

 その結果、実は「(有名になって)アイドルに会いたい」「(人にしばられず)自由になりたい」と思っている本心が見えてきたのです。まさに「青天の霹靂」でした。

 ちょうど、勉強が行き詰まり、自分で選んだ道のはずなのに迷いが出てきている時期でした。それが、自分の本音に気づいた瞬間、勉強を「やらされている」から「やる」に変化しました。本能的な欲求が、やる気を奮い立たせたのです。

 「司法試験に合格したい」と漠然と思っているだけだったら、頑張る力もわかず、おそらく合格は無理だったでしょう。

 あなたも、勉強をする本当の目的は何なのか、もっと掘り下げて考えてみてください。

 「いい大学に入りたい」「一流企業に就職したい」のその先に、「お金が欲しい」「人気者になりたい」「高級車に乗りたい」……そんな根源的な欲求はあるのではありませんか?

 これらは、総じていえば、人やお金に「モテたい」という意識です。

 この「モテたい」を強く欲することによって、勉強への情熱がグッと高まります。

 これは、勉強だけでなく、ビジネスの世界でも同じことです。

 そうはいっても、自分の欲求がわからない、という人もいるかもしれませんね。

 そんなときは、紙に書いてみましょう。

 私の場合、まず「弁護士になりたい」と大きく書き、次にその理由を書いていました。「アイドルに会いたい」「お金が欲しい」「自由になりたい」……と書いていき、「これは本心ではないな、違うな」と思ったらバツをつけます。

 そこからさらに掘り下げて、「結婚?」「モテたい?」→「本当は?」と、もう一段階踏み込みます。すると「遊びたい?」「人を支配したい?」「ラクをしたい?」と、隠れていた欲求が出てきます。

 頭の中だけで考えるよりも、自分の本音がより明確になります。

 日本人はつい自分を抑制しがちですが、建前だけでは挫折します。

 カッコつけずに欲求と向き合い、解放するのです。

 みなさんは「グリット」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 ペンシルベニア大学の心理学教授アンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱する能力で、ゴールに向かって熱心に最後までやり遂げる継続力、意思の力とされています。

 成功は、才能や知能には関係なく、このグリットによってもたらされるというのです。

 グリットのエンジンになるのが、まさに今までお話ししてきた根源的な欲求です。

 「モテたい」をゴールに、成功した姿を強くイメージしながら進んでいきましょう。

 たとえ途中で道に迷っても、恐れることはありません。最初に抱いた情熱、エネルギーさえ思い出せれば、また戻ってくることができます。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


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