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ずるい暗記術
【第15回】 2015年12月26日
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佐藤大和 [弁護士]

「一夜漬け」の最大効果を常に発揮する勉強法

試験まで残りわずか、こういうとき、皆さんはどうするでしょうか? 経験がすでにあると思いますが、「一夜漬け」で試験に備えたことありますよね。そのときの集中力は、すさまじいものがあります。今回は、その集中力の引き出し方を紹介します。
3万部を突破した『ずるい暗記術』。短期間で結果を出すなら、勉強の方法を変えるしかありません。ムダな努力を努力とせず、最も効率的な勉強法のために、努力してください。

「一夜漬け」を恒常化した勉強法!?

 ここでお伝えするのは、「全力疾走する」という方法です。

 「勉強で全力疾走?」と疑問に思われるかもしれません。

 スポーツならともかく、勉強の分野で「全力疾走」という発想は、今までなかったでしょう。実は、勉強にも、瞬発的に鍛える方法があるのです。

 わかりやすくお話しするため、まずはスポーツに置き換えてみましょう。

 50mの距離を時間をかけてダラダラ歩いても、それは、ただ歩いただけです。

 同じ50mでも、短距離走だったら、全力で走りますよね。思い切り走ることによって筋肉に負荷がかかり、強化されていきます。

 勉強に置き換えると、イメージしやすいのは「一夜漬け」です。

 テストの前日、「もう間に合わない!」という焦りから、寝る間も惜しんで必死に勉強した経験がある人も多いはずです。せっぱつまっているから、集中して、とにかく自分の持っている力を出し切る。その一晩が、まさに全力疾走です。

 「一夜漬け」は、文字通り一夜限りですが、それと同じくらい濃い時間を日常的につくるようにしていくのです。

『ずるい暗記術』で今までお伝えしてきた暗記術も、モチベーションアップや習慣化の方法も、短い時間で結果を出すというこの「全力疾走」という概念につながります。

 スポーツなどでよく使われる「ゾーン」という言葉があります。

 「集中力が抜群で、活動に完璧に没頭している最高の状態」を意味し、いわば集中力がMAXになった状態のことです。ゾーンに入ったスポーツ選手は、圧倒的な結果を出せると言われています。

 勉強でも、ゾーンに入ることが重要です。

 ゾーンは、全力疾走と深く結びついています。全力疾走するからゾーンに入ることができ、逆にいえばゾーンに入っている状態が全力疾走といえます。

 また、「頭を動かし続ける」というのも有効です。ゾーンは「頭の集中モード」なので、考えごとをすることで雑念が頭から消え、集中に入りやすくなります。

 あとは、あえて自分を追い込むことです。

 究極な方法としては、テストの前ギリギリまで何もしないこと。

 「一夜漬け」と同じで、何が何でもやらなくてはいけない状況にするのです。

 さすがにそこまで勇気がないという場合は、あえて勉強以外の予定を入れるようにしましょう。

 たとえば、夜に遊びに行く予定を入れると、それまでに終わらせようと昼間は集中して勉強するはずです。時間を短くして自分を追い込むやり方です。息抜きのために遊ぶのではなく、勉強のために遊びの予定を入れるのです。

 勉強もビジネスも、時間をかけてコツコツやる「長距離走」ではなく、短い時間に集中してやる「短距離走」なのです。

 そのように発想を変えたときから、今までつかめなかった成功が見えてきます。

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佐藤大和 [弁護士]

 

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高卒貧乏一家の長男として生まれる。小5まで九九を覚えられず、高校での模試はダントツのビリ。偏差値30の落ちこぼれヤンキーが、ニ浪して三重大学人文学部に入学。大学生になってから勉強に目覚め、数か月という短期間の独学で、当時難関だった立命館法科大学院既修試験(2年コース)に合格。2009年大学院卒業後、同年の司法試験に一回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。 2011年、弁護士となり、大手弁護士事務所を経て、2014年4月、レイ法律事務所を設立。TBS「あさチャン! 」のコメンテーター、フジテレビ「リーガルハイ」「ゴーストライター」など一部監修・出演のほか、地方局(仙台、静岡、長野、福島)のレギュラー出演など、数多くのメディアに登場し、マルチ弁護士として活躍中。


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