ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「ピクト図解」で有望株を見抜け!
【第2回】 2010年6月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
板橋 悟

DeNAは無料ゲーム「モバゲータウン」でどう収益をあげているのか?

1
nextpage

モバゲータウン、知っていますか?

 最近、夜のテレビ番組を見ていると、ときおり「モバゲータウン」のCMを目にします。モバゲータウンは携帯電話向けのゲーム&SNSサイトですが、みなさんは使ったことがありますか? 利用したことがなくても、CMを通して「モバゲータウンを運営しているのはDeNA(ディー・エヌ・エー)だ」ということはご存じでしょう。

 「モバゲータウン」の躍進で、一般にその名を広く知られるようになったDeNAですが、いったいどのような事業を行っている会社なのでしょうか?

 モバゲータウンは登録無料で、多くのゲームは無料で配信されていますから、一般的には「無料のケータイゲーム会社」というイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。無料ゲームでどうやって収益をあげているのかが気になるところ。

 そこで今回は、DeNAのビジネスモデルを分析していくことにしましょう。使用するのは、企業のビジネスモデルを“見える化”し、儲けるしくみを見抜く「ピクト図解」という手法です。

DeNAの中の稼ぎ頭は?

 まず、ざっとDeNAの沿革を見ておきましょう。同社は1999年に設立され、最初に始めたのはオークションサイト「ビッダーズ」の運営です。ビッダーズは、2001年にはショッピングも取り扱う「オークション&ショッピングサイト」に衣替えしています。

 DeNAが携帯電話事業に参戦したのは2004年のことで、ケータイ専用のオークションサイト「モバオク」、ショッピングサイト「ポケットビッダーズ」を開始。2005年に東証マザーズへ上場しており、「モバゲータウン」をオープンしたのはその翌年のことです。2007年には、東証一部への上場を果たしています。

 パソコンや携帯電話のウェブサービスで収益をあげるというと、多くの人がすぐに思いつくのは「ユーザーをたくさん集め、そこに広告を掲載して企業から広告料を得る」というビジネスモデルでしょう。いわゆる「広告モデル」ですね。

1
nextpage
Special topics
ダイヤモンド・オンライン 関連記事


DOLSpecial

underline

おすすめの本
おすすめの本
ビジネスモデルを見える化する ピクト図解

ユニクロのフリースも、iPodも、『ドラクエ9』も、ヒットの秘訣は「儲けるしくみ」にあった!ビジネスの基本要素である「誰が」「誰に」「何を」「いくらで」の4要素に注目し、シンプルなシンボル記号を使ってビジネスモデルを絵で解読。さらにその絵をアイデア発想にも応用できる、画期的なビジュアル思考トレーニング。板橋悟・著 1575円(税込)


話題の記事

板橋 悟

1963年東京都向島生まれ。東京工業大学理学部物理学科卒後、リクルートに入社。マサチューセッツ工科大学(MIT)留学、メディアファクトリー出向を経て2003年に独立。現在はエクスアールコンサルティング株式会社代表取締役・CEO、エデュテインメント・ラボ代表を務める。著書に『「記事トレ!」日経新聞で鍛えるビジュアル思考力』(日本経済新聞出版社)がある。
【ピクト図解公式サイト】http://3w1h.jp/


「ピクト図解」で有望株を見抜け!

マネックス・ユニバーシティとの連動企画。『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』の著者・板橋悟氏が、いま注目の企業5社のビジネスモデルの要点を「ピクト図解」を使って解説。さらにマネックス・ユニバーシティ社長の内藤忍氏とともに企業分析を行います。

「「ピクト図解」で有望株を見抜け!」

⇒バックナンバー一覧