ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
夢は目標ではなく、成長の手段である。
【第6回】 2015年12月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤田聰

これで来年は10キロ痩せられる!?
三日坊主にならない「新年の目標」のつくりかた

年末年始になると妙におごそかな気分になり、ガラにもなく目標を立てては手帳の最初のページに書くが、結局3日ほどで何を書いたか忘れてしまう……。そんな経験がある人はいないだろうか。
目標を立てること自体は、あなたを成長させる素晴らしい行為。どうせつくるなら、実効性のあるものにしよう。『夢は目標ではなく、成長の手段である。』の著者、藤田聰氏によると、「ちょっとしたコツを意識すれば、誰でも目標を実現させることができる」という。詳しく聞いた。

「1年間で10キロ痩せる」という
目標を実現させるには

この季節は特に太りやすい時期。毎年「今年こそやせる!」という目標を立てている人もいるかもしれませんね。

 もうまもなく新年。1年を振り返り、来年の目標を考えるにはうってつけの季節である。とはいえ、「新年に目標を立てたって、いつもすぐに忘れてしまう。ガラでもないからもうつくるのを止めた」という人もまた多いのではないか。

目標を立て、実現に向かって行動することは、あなたを成長させるエンジンになる。せっかくのタイミングなので、億劫にならずにぜひチャレンジしてほしい。これから紹介する3ステップに従えば、誰でも地に足のついた目標を設定し、実現させることができるだろう。

 例として、「1年間で10キロ痩せる」という目標を設定するプロセスについて考えてみよう。

ステップ1 本気で達成したい目標を設定する

 必ず、以下の2点を満たすような目標にしてほしい。

1.本気になれる
 当然だが、「本気で達成したい」と思えるようなものでないと、実効性のある目標にならない。「先日の定期健康診断の結果、中性脂肪やコレストロール値が標準値を超え、このままではメタボになってしまう」というような危機意識があると、実効性が上がりやすい

2.ワクワクする
 いくら「こうあるべき」だと頭ではわかっていても、ネガティブなイメージがあると体は動かない。目標達成した後の姿(新着スーツをビシっと着ている自分)を想像し、ワクワクするようなものであるのが望ましい

ステップ2 実現のための戦略を策定する

 目標を設定したあとは、「それをいかに実現するか」という戦略を立てよう。コツは3点だ。

1.あいまいなものではなく、期間と数字が明記されている
 「間食をしないよう心がける」「運動に対して前向きになる」というようなあいまいな戦略では、実現は難しい。「1年間で体重を10キロ減らす」というように、数値化すべきだ。

2.具体的な行動計画に落とし込む
 戦略は、具体的な行動にまで落とし込もう。「歩数計を携帯し平日は毎日最低1万歩歩く」「毎日体重計に乗り体重と体脂肪を記録する」「月曜日と火曜日を休肝日とする」「夜9時以降は食事しない」というように、いつ、何をすればよいのか明確にすれば、ぐんと実行しやすくなる

3.習慣化できる
 苦しい努力を要求する戦略では、途中で挫折する可能性が高い。毎日・毎週・繰り返し行えるアクションプランになっているかどうか、チェックしよう。

ステップ3 実行の意思を確認する

 目標を設定し、戦略を立てたら、あとは実行するだけだ。「決めたことをやり切る徹底力と意志力があるか」を自問自答しよう。目標を実現させる人に共通していることは、徹底力があること。「決めたことは何が何でもやり切る」という意志力と言ってもよい。周りの人に決意表明することで、退路を断つのもおすすめだ。

 以上のプロセス通りにきちんとやれば、目標が現実になる可能性はぐっと高くなる。1年後の年末には達成できたという自信もつき、満面の笑みで過ごすことができるだろう。

スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
新入社員から社長まで ビジネスにいちばん使える会計の本

新入社員から社長まで ビジネスにいちばん使える会計の本

安本隆晴 著

定価(税込):本体1,400円+税   発行年月:2016年4月

<内容紹介>
ユニクロ、アスクルなどの監査役を務める著者が、決算書の注目点から資金繰り、会計PDCAの回し方まで、知識ゼロから結果を出す方法をやさしく教えます。本書がめざすのは、知識をたくわえるだけの会計ではなく、実際にビジネスの現場で使える会計です。重要な数字をもとに考え行動することで、ビジネスの成果は大きく変わります。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、5/15~5/21)


注目のトピックスPR


藤田聰(ふじた・さとし)

株式会社企業変革創造代表取締役社長。市場価値測定研究所所長。慶應義塾大学大学院経営管理研究科専修(修士課程)。日本IBM、組織人事コンサルティング会社役員を経て独立、現職。 「日本企業特有の人間関係構築スキル」は労働市場では無価値であることを伝えるため、市場価値を数値化したモデル「市場価値測定テスト」を開発。日立製作所などをはじめとした大企業で働くビジネスパーソンのキャリア設計に携わる。著作に『あなたのホントの「市場価値」教えます』(祥伝社)など。


夢は目標ではなく、成長の手段である。

あなたの「市場価値」がいくらか、考えた事はありますか?
ちょっとした心がけで、労働市場で評価される人間になることは可能なのです。
今まで日立製作所などで50万人のキャリア開発と設計に携わってきた藤田聰氏に、
「市場価値」の上げ方を解説していただきます。

「夢は目標ではなく、成長の手段である。」

⇒バックナンバー一覧