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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

脳梗塞から復帰した途端に“誰もいない部署”へ!
退職強要の影と独りで戦う「資料室部員」の意地

――弱い立場に置かれても、会社の無理難題を拒む花塚氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第19回】 2010年6月14日
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 大病で倒れて長期休職した後、職場に復帰する社員がいる。

 会社の中には、それを表向きは歓迎しながらも、実は好ましく思っていない人がいる場合がある。特に後遺症が重い場合は、不当な扱いを受けることがある。

 連載19回目は、40代後半で脳梗塞になりながらも復帰し、会社の不当な行為を拒絶していく男性社員を紹介しよう。

 あなたの周囲にも、似たような経験を持つ人がいないだろうか?

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■今回の主人公――はい上がりつつある「負け組社員」

 花塚隆志(仮名・47歳)(仮名)

 社会人向け通信教育の制作販売会社に勤務。本社東京、社員数300人。花塚は「資料室」に在籍している。かつては営業や総務の仕事をしていたが、脳梗塞で倒れ、この部署に異動となった。しかし、するべき仕事もなければ話す相手もいない。孤立無援のなか、人事課長からあることを頼まれた。
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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

労働組合の輪の中にも入れず……。
窓際に追いやられた「資料室部員」

 労働組合の集会――。本社6階の大会議室には、130人ほどの組合員が集まった。いずれも20代~40代後半までの非管理職たちである。

 議論が終わりに差しかかった頃、ある男性社員が大きな声を出した。

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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