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2016年のIT戦略は、「攻め」と「守り」で考える

内山悟志 [ITR代表取締役/プリンシパル・アナリスト]
【第52回】 2016年1月15日
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ITRでは、毎年行っているIT投資動向調査の結果、クライアント企業から受ける質問や依頼されるブリーフィングの内容、および各種のITプロジェクト支援の成果を加味し、多くの大手企業にとって重要と考えるIT戦略テーマを選定している。

「攻めのIT」と「守りのIT」

 多くの経営者は、既存のビジネスモデルや収益メカニズムが遠くない将来に淘汰され、次世代の新興企業やイノベーションを敢行する競合他社にとって代わられる危機感を持っている。組織の再編や再定義により、デジタライゼーションの機能強化を図り、これに備える企業も増加傾向にある。このように、国内企業における「攻めのIT」に対する感度は、ここ数年で格段に高まったといえるだろう。

 一方で、従来型のビジネスへ目を向けると、強いコスト抑制のプレッシャーのなか、サイバー攻撃、災害、コンプライアンスへの対応といった課題も依然として重要度が増してきている。こうした「守りのIT」も看過できる状況にあるとはいえない。

 これらの背景からITRは、企業が2016年に注目すべきIT戦略テーマを「攻めのIT」分野と「守りのIT」分野に整理して、以下のように設定した(図1)

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内山悟志 [ITR代表取締役/プリンシパル・アナリスト]

うちやま・さとし/大手外資系企業の情報システム部門などを経て、1989年からデータクエスト・ジャパンでIT分野のシニア・アナリストととして国内外の主要ベンダーの戦略策定に参画。1994年に情報技術研究所(現アイ・ティ・アール)を設立し、代表取締役に就任。現在は大手ユーザー企業のIT戦略立案・実行のアドバイスおよびコンサルティングを提供する。


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日々進化するIT技術をどうやって経営にいかしていくか。この課題を、独立系ITアナリストが事例を交えて再検証する。クラウド、セキュリティ、仮想化、ビッグデータ、デジタルマーケティング、グローバル業務基盤…。毎回テーマを決め、技術視点でなく経営者の視点で解き明かす。

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