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最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!
【第6回】 2016年2月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

世界企業のトップが
「日本型リーダー」に注目している

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1000人以上の経営者へのインタビューを15年近く続けてきた藤沢久美氏の最新刊『最高のリーダーは何もしない』。

前回は、経営理念を守りつつ、時に大胆な決断をしたことで危機を乗り越えた老舗企業のリーダーを紹介した。老舗企業に代表される日本型経営は海外でも再評価されているというが、その真意は?

▼連載 第5回▼
悩めるリーダーは「同族企業」を見よ

▼連載 第4回▼
優秀なリーダー2つの条件
——「戦略性」と「きれいごと」

▼連載 第3回▼※人気記事!!
「動き回るリーダー」ほど仕事がおそい!?

▼連載 第2回▼
「指示しない職場」で業績が伸びている

▼連載 第1回▼
「頼れるボス猿」から「内向的な小心者」へ…
優秀なリーダーの条件が変わった!

日本型経営が生み出した
世界最多の「100年企業」

国内では何かと批判の対象になりがちな日本型経営ですが、海外では、世界最多の「100年企業」を生み出してきた経営のあり方として再評価されつつあるようです。

次の一節はハーバード・ビジネス・スクール教授の竹内弘高さんと一橋大学名誉教授の野中郁次郎さんが書いた「賢慮のリーダー―『実践知』を身につけよ」という論文からの引用です。

日本企業は資本主義化が不十分だと批判されることが多かった。いわく、投資家へのリターンが十分でない、短期的な株主価値を最大化しない、機動的なオフショアリングを行わない、社員を解雇してコスト削減しない、経営トップのインセンティブとなる報酬を支払わない……。

だがその一方で、日本企業に対する根強い信頼がある。いわく、優れた日本企業は社会と共生している。社会目的を持って利益を上げている。日常的に共通善を『生き方』として追求している。道徳的な目的を持って事業をしている。(中略)こうした日本企業の理解は、これからの経営の理論と実践に影響するだろう。(中略)

企業と社会を対立させる古い資本主義とは対照的に、優れた日本企業は、リーダーが社会的目的を持ち続ける限り、資本主義に対する新しい共同体的アプローチの見本となるに違いない。

(『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』2011年9月号)
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    藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

    (ふじさわ・くみ)大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2013年、代表に就任。そのほか、静岡銀行、豊田通商などの企業の社外取締役、文部科学省参与、各種省庁審議会の委員などを務める。
    2007年、ダボス会議(世界経済フォーラム主宰)「ヤング・グローバル・リーダー」、翌年には「グローバル・アジェンダ・カウンシル」メンバーに選出され、世界の首脳・経営者とも交流する機会を得ている。
    テレビ番組「21世紀ビジネス塾」(NHK教育)キャスターを経験後、ネットラジオ「藤沢久美の社長Talk」パーソナリティとして、15年以上にわたり1000人を超えるトップリーダーに取材。大手からベンチャーまで、成長企業のリーダーたちに学ぶ「リーダー観察」をライフワークとしている。
    著書に『なぜ、川崎モデルは成功したのか?』(実業之日本社)、『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』(ダイヤモンド社)など多数。
    Facebook:
    https://www.facebook.com/kumi.fujisawa.official


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