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グローバルエリートの英語って?
【第2回】 2016年2月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
新条正恵 [マルチリンガルファシリテーター]

ネイティブ発音をマスターしても仕事では使えない!
非ネイティブが8割のグローバルビジネス環境で、どう闘うか?

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グローバルエリートをめざすならネイティブの発音を身につけなければと、練習に余念のないビジネスパーソンも多い。しかし英語を使う人の8割は非ネイティブで、彼らは自分のなまりなどまったく気にしないという。そんな環境で仕事をするには、クセのある英語を聞き取る力をつけるほうが実戦的だ。

英語を使う人のうち8割が非ネイティブ

 世界で英語を日常的に使っている人の数は、17.5億人近く、そのうちネイティブの数は3.9億人くらいと言われています(Harvard Business Reviewによる)。実に80%近くの英語を使っている人たちが、私たち日本人を含む非ネイティブとなります。私は外資系企業に12年間勤め、18ヵ国以上の人たちと働いていましたが、やはり80~90%の人たちが非ネイティブでした。最近、私の塾に来られる受講生の悩みも、「ネイティブの英語はわかるけど、アジア人とヨーロッパ人の英語がわかりません」という人が増えてきています。

 日本人が日本語なまりの英語で話すように、非ネイティブのほとんどの人たちは、それぞれの言語なまりの英語を話します。日本のビジネスパーソンの多くは、なるべくネイティブの発音に近づけようと、練習に余念がありませんが、世界のエリートたちはまったく気にしません。そして彼らの英語も、なまりが強いままのことがほとんどなのです。

ネイティブ英語もさまざま

 また、日本ではネイティブ英語=アメリカ英語と考えている人がほとんどですが、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、アフリカの国々でも英語を公用語として使っている国は多くあります。

 スイス系の会社で働いていた時、IT部長がイギリスのスコットランド出身の人でした。スコットランドなまりは、日本語でたとえると東北弁のようなものでしょうか。非ネイティブからすると、かなりなじみがない発音も多いので、社内の人は「2年経って、やっと部長の英語がわかるようになった」と話していました。

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新条正恵(しんじょうまさえ) [マルチリンガルファシリテーター]

日本では最大級の社会人多言語サロン「マルチリンガルクラブ」主宰。
関西外大卒、ユタ州立大学ビジネススクール留学後、外資系企業に就職。ニューヨークメロン銀行ヴァイスプレジデント職を経て、その後独立。
イギリス、アメリカ、オーストラリアに在住および赴任した経験を活かし、英・米・豪の3つの英語を使い分けることができる他、独学で6ヶ国語を1言語につき1ヶ月で習得してきた。
2014年より活動している語学学習コミュニティ「マルチリンガルクラブ」では、話せるようになりたい社会人向けに、独自のメソッドを使った講座を展開。活動開始からわずか1年で国産プチバイリンガルを100名以上輩出している。
著書に『30日で英語が話せるマルチリンガルメソッド』(かんき出版)、『たった2時間で目覚める英語』(ポプラ社)


グローバルエリートの英語って?

国際社会で活躍するための英語、と聞くと、“ネイティブ並みに流暢で、ハイレベル”といったイメージを持っている人が多いのではないだろうか。「グローバルエリートが使う英語も、実は高校までの英語とさほど変わりません。ただ、ちょっとしたコツは必要です」。そう話す新条正恵氏は、外資系銀行でヴァイス・プレジデントとして世界の金融エグゼクティブと働いた経験を持ち、現在は経営者向けのグローバル人材塾「マルチリンガルクラブ」を運営している。このシリーズ連載では、英語が必要なビジネスパーソン向けのコツを『ドクター・ヴァンスの英語で考えるスピーキング』と『ドクター・ヴァンスのビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100』を使って紹介する。
 

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