スマートエイジングライフ
男の食育 笠井奈津子
【第33回】 2016年2月8日
笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
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メタボになりやすい人の4つの言い訳

このメタボ腹も俺の歴史…とあきらめないで!

 時には言い訳を交えながら、時には武勇伝調に話しながら、そして、時には自虐ネタにしながら、メタボ腹をなでているビジネスマンは少なくありません。

 一方、女性の場合には、「太った」などと人前で体型のことを口にするのは、そもそも痩せている女性であることが多いものです。実際に体重が平均ラインを超えたり、健康診断でひっかかるようになるとそれはかなりセンシティブな内容になり、本人も周りも“気がつかない”“見ない”“知らない”風を装って口にしなくなるので、自らネタにできてしまう男性はすごいな、と思ってしまいます。

 ただ、宴席などで自ら自分の体型をネタにしている方ほど、笑いで流してしまって、現実から目をそらしてしまっているのも確か…。そして、本人がそうしてネタにしていると、周りが真剣に心配をしたり、意見できない空気までもが作られてしまいます。

 でも、何も考えていないかというと、もちろんそういうわけでもなく、見聞きしたことを「○○ってどうなの?」とさりげなくたずねてくださったりします。

 心の片隅では気になりつつも重い腰が上がらないとき、そして、仕事に邁進しているときほど、気づかぬうちにストレスや疲労などが増加しがちで、生活習慣が乱れがちになることを忘れないでいただきたいものです。

「長生きしたくない」という人は
健康寿命を意識できていない?

 たとえば、メタボ腹をなでながら「そんなに長生きしたいと思わないんだよね」という方。日本は世界一の長寿国ですから、なんだかこの先もずっと人生が続くように感じて、「まぁ、ほどほどで…いいか」と思い、このようにおっしゃるのかもしれません。

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


男の食育 笠井奈津子

目、肩や腰の痛み、毛、お腹周り、ニオイ……。男も年を重ねれば重ねるほど、若い頃は気が付かなかった悩みに振り回されることになる。そんなとき、対策の1つになるのが「食」だ。しかし、男性が自分で正しいと思った対策するのには、注意が必要だ。実は思い込んでいる知識が勘違いであるばかりか、症状は悪化、さらに若さを一層失うことになりかねないからだ。この連載では、そんな「食」の知識に未だ乏しいミドル男性に対し、若い頃と変わらない身体を保ってもらう「男の食育」を行っていく。

「男の食育 笠井奈津子」

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