スマートエイジングライフ
男の食育 笠井奈津子
【第24回】 2015年10月5日
笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
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腹いっぱい食べて3ヵ月で5キロ痩せた生活改善法

 「サウナ1回で1.5kgは落ちるよ」「2週間で3kg落としたよ」というストイックな男性からすると“3ヵ月で5kg減”という数字は生ぬるく感じるかもしれません。でも、もしも今の体重からマイナス5kgになったら、どれほど体が軽く感じるか、動きやすくなるか、駅の階段が楽になるか、お腹周りが減るか……。実際に想像してみると、確実な手ごたえを感じる数字ですよね。

 Yさんは、90kgの大台を前にしてダイエット相談にいらっしゃいました。学生時代に体育会系の部活に所属していたときのYさんの体重は65~68kgだったのに、社会人になってすぐに72kgになり、その後も増加を続けて3年後には80kg、最近では89kgと、90kg台にもうリーチがかかっている状態です。

 ただ、ダイエットをしようと一念発起してからは、昔のDVDをひっぱりだしてきて、朝の5時半からビリーズブートキャンプをしているとおっしゃる、さすが元体育会系!の方です。

朝からごはん1合半、大盛り当たり前!
元体育会系のがっつり食事

その“大盛り”は絶対に必要なものですか?

 太った理由をおたずねすると、

・食べる量が多い。あるだけ食べてしまうし、外では必ず大盛り
・運動量が少ない

 と即答なさるだけのことはありました。食事記録の量の欄を見ると、「ごはん 1合半」「ごはん大盛り」など、なんとも男気を感じさせるような食べ方をされていたのです。

【休日】
11時
・ごはん 1合半
・牛タン焼き 130g
・わかめスープ 200ml

食後に
・ホットケーキ 2枚

19時
・かりんとう饅頭 5個

20時
・トマト鍋 2.5人前

【平日】

・ツナマヨパン
・野菜スープ


・サイコロステーキ
・メンチカツ
・ごはん 大盛り
・味噌汁

・野菜スープ 2杯
・鮭の昆布巻き
・キムチ
・ごはん 1杯

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


男の食育 笠井奈津子

目、肩や腰の痛み、毛、お腹周り、ニオイ……。男も年を重ねれば重ねるほど、若い頃は気が付かなかった悩みに振り回されることになる。そんなとき、対策の1つになるのが「食」だ。しかし、男性が自分で正しいと思った対策するのには、注意が必要だ。実は思い込んでいる知識が勘違いであるばかりか、症状は悪化、さらに若さを一層失うことになりかねないからだ。この連載では、そんな「食」の知識に未だ乏しいミドル男性に対し、若い頃と変わらない身体を保ってもらう「男の食育」を行っていく。

「男の食育 笠井奈津子」

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