周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。

 第1回ではゆとり世代の方にご登場いただいたが、今回はバブル世代の方にご登場願った。語ってくださったのは大手広告制作会社に勤める澤田さん(仮名)。現場のスタッフ合計40名ほどを束ねる「現場のボス」だ。そんな人に、無謀ながらバブル世代への不満をぶつけることにした。

貯金よりも流行を追い求める?<br />「バブルさん」が捨てられない“若さへの執着”

<今回のバブルさん>
澤田裕介さん(仮名)
年齢:47歳
業種:広告/管理職
最終学歴:関西の私立大学
出身:大阪府
現在の住まい:東京都世田谷区
家族構成:既婚(子供は妻との間に1人、前妻との間に1人)

「いくつになってもモテたい!」
青春をひきずった“若さへの執着”

 今回は世田谷区某所のイタリアンバー(澤田さんのオススメ)で話を聞くことになった。澤田さんはアルコール分強めのウォッカと生ハムを注文、お酒がそれほど強くない僕はビールとバーニャ・カウダとフォカッチャをセレクト。僕は年長者と肩書きのある人に弱い典型的な日本人の性格なので、ペースに飲み込まれないために、ビールをぐいっと空けた勢いで、開口一番バブル世代の女性への不満をブツけてみた。