ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
1日36万円のかばん持ち
【第12回】 2016年3月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
小山 昇

「10種類」のメニューがあるラーメン屋より
「1種類」のメニューしかないほうが、
どうして儲かる?

★【三流】は、「10種類」のメニュー
★【二流】は、「3種類」のメニュー
★【一流】は、「1種類」のメニュー

1
nextpage

小山昇と「かばん持ち社長」との会話

小山 昇(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。
「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。2001年から同社の経営のしくみを紹介する「経営サポート事業」を展開。現在、600社以上の会員企業を指導しているほか、「実践経営塾」「実践幹部塾」「経営計画書セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。1999年「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』朝30分の掃除から儲かる会社に変わる『強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)、『99%の社長が知らない銀行とお金の話』『無担保で16億円借りる小山昇の“実践”銀行交渉術』(以上、あさ出版)、『【増補改訂版】仕事ができる人の心得』(CCC メディアハウス)などベスト&ロングセラー多数。
【ホームページ】 http://www.m-keiei.jp/

小山 生田さんのお店は、メニューが多すぎるから、ひとつに絞ったほうがいい。お店を変えたいのだろうけど、「変化=サービスの拡大」ではないよ。

生田 メニューが多いと、たくさんのお客様のニーズに応えられると思うのですが。

小山 これは、資金的・人員的に余裕のない中小企業には致命傷にもなりかねない。生田さんが頭で考えたいいサービスと、お客様にとっての理想的なサービスが一致しているとは限らない。だとすれば、新サービスはお荷物にしかならない。

サービス内容を「狭め」、サービスを「拡大」

 株式会社凪(なぎ)スピリッツ(飲食業/東京都)の生田智志社長は、人気ラーメンチェーン「ラーメン凪」を運営しています。

 「小山さんと昼食に行ったときに気がついたのですが、小山さんは、JR東小金井駅前の中華料理店ならレバニラ定食、この洋食屋ならハンバーグ……と、『このお店では、これを食べる』というのをあらかじめ決めていたんです。早くてうまいのがどの料理かわかっていて、それしか頼まない。うちも飲食店をしているし、小山さんからも、『商品は絞ったほうがいいよ』とアドバイスをもらっていたので、一品に絞ることにしました」(生田社長)

 生田社長は、お客様から最も人気のあった「煮干ラーメン」に特化します。当初は「豚骨ラーメン」など、メニューが10種類以上ありました。メニューが多くなると、それだけオペレーションも散漫になりがちです。

 「麺メニューは、『すごい煮干ラーメン』(820円)の1種類だけです。820円は高い、と思われるかもしれませんが、その代わり、煮干には徹底してこだわり、量を1.5倍に。『一に高い、二に高い、三に高くて、四に高い、高いなりに価値がある』。これも、『かばん持ち』のときに小山さんから教わったことです」(生田社長)

 自社が提供しているサービスのうち、お客様の需要が最も高いのは何かを見極め、そこにヒト・モノ・カネの経営資源を集中させる。そして、そのサービスに磨きをかけ、その他は縮小するか、あるいは潔く切り捨てる。

 逆説的ですが、「サービス内容を狭める」という形でサービスを拡大させることもできるのです。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR



1日36万円のかばん持ち

なぜ、「かばん持ち」を体験すると、できる社長に変わるのか? 「3日で108万円の現場研修」を1冊にギュッと凝縮! 70人・1年待ちの予約殺到マル秘プログラム! 真実は現場にしかない! 指導企業600社超!15年連続倒産ゼロ! 自らも15年連続増収増益を続ける武蔵野の「経営の3種の神器」――【1.現場】【2.環境整備】【3.経営計画書】が読むだけで体感できる「オール・イン・ワン」ブック! 三流・二流・一流の分かれ目を「40の心得」として初公開! 三流は、「借金は悪」と考える。二流は「時には借金は必要」と考え、「すぐに」返す。一流は「とことん限界まで」借り、「なかなか返さない」。【特別付録】三流が一流に一夜にして変身!3日で108万円払った社長も知らない! 役立つ着眼点・習慣・秘録リスト24。連載では1年半に及んだ製作舞台裏インタビューと40の心得を紹介。
 

「1日36万円のかばん持ち」

⇒バックナンバー一覧