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最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!
【第27回】 2016年3月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

「まかせる」と「放置プレイ」を履き違えていないか?
リーダーが権限委譲で知っておきたいこと

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現場への「権限委譲」と「単なる放置」は似て非なるものだ。ビジョンを実現させるためにも、リーダーは数字を冷静に見なければならない。1000人以上の経営者へのインタビューを15年近く続けてきた藤沢久美氏の最新刊『最高のリーダーは何もしない』から、その具体例をみていこう。

「利益」がなければ、
ビジョンは実現しない

現場に任せて見守るビジョン型のリーダーシップというと、売上や利益には無頓着でいいのだと誤解されることがありますが、それは違います。

ビジョン実現と売上・利益は不可分の関係にあります。

利益がなければ、給料を払い続けることはできませんし、どんなにすばらしいビジョンであっても、給料なしで働きたいという人はなかなかいません。やはりビジネスである以上、利益をしっかりと確保していくことが欠かせないのです。

たとえば、リサイクルショップを展開する買取王国では、各店舗の品ぞろえや価格設定を、店長や従業員に任せています。

リサイクルショップの仕入れは、お客様からの買取に基づいているため、本部で計画をつくって指示を出したところで、お店がある地域のお客様がどんなものを売りにきてくれるかは、予想がつきません。

そこで、お店の運営に関わる大半の権限は、各店舗の店長や、特定の分野に詳しい従業員たちに委ねられています。取り扱いたい商品を決めて買取広告を出すのも、買い取った商品を値づけするのも現場です。店頭の陳列やPOPの設置なども店舗ごとの判断で行います。

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藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

(ふじさわ・くみ)大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2013年、代表に就任。そのほか、静岡銀行、豊田通商などの企業の社外取締役、文部科学省参与、各種省庁審議会の委員などを務める。
2007年、ダボス会議(世界経済フォーラム主宰)「ヤング・グローバル・リーダー」、翌年には「グローバル・アジェンダ・カウンシル」メンバーに選出され、世界の首脳・経営者とも交流する機会を得ている。
テレビ番組「21世紀ビジネス塾」(NHK教育)キャスターを経験後、ネットラジオ「藤沢久美の社長Talk」パーソナリティとして、15年以上にわたり1000人を超えるトップリーダーに取材。大手からベンチャーまで、成長企業のリーダーたちに学ぶ「リーダー観察」をライフワークとしている。
著書に『なぜ、川崎モデルは成功したのか?』(実業之日本社)、『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』(ダイヤモンド社)など多数。
Facebook:
https://www.facebook.com/kumi.fujisawa.official


最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!

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「最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!」

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