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外資系トップの思考力
【第4回】 2016年4月13日
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ISSコンサルティング監修

ポジティブ思考や環境変化、経験の否定…
経営プロフェッショナルに学ぶ思考力の鍛え方

経営のプロフェッショナルは、どのようにして思考力を鍛えてきたのでしょうか。外資系トップ10人にリーダーに求められる“思考力”とその鍛え方について語ってもらった書籍『外資系トップの思考力』から、一部をご紹介します(敬称略)。


 やっぱり本当に切羽詰まらないと、本気で考えたりはできないものです。これをやらないと……と漠然と思っているくらいでは深い思考にたどり着けない。自分も本気になれたのは、いかに劣後しているか、徹底的に思い知らされたときです。日本では割と良いポジションにいるなと安穏としていたところ、グローバルに出てみたら使い物にならない。四〇歳で間に合うかどうか分からないけれど、勉強しなければ、と本気で思いました。
(麻野信弘 ダイソン)

 

 脳には莫大なデータを保存しておけますが、一方で外に送り出すこともできます。特に若い頃は、良い情報は自分だけで取っておきたいと思うものですが、むしろ、良い情報こそ外に出して共有していったほうがいいということが、年を追うごとに分かってきました。自分は忘れてしまうかもしれないし、みんなに教えればもっと良いアイデアにつながるかもしれない。さらに、いろいろな思考回路が結ばれて、突破力のあるアイデアが生まれる可能性が出てくるのですから。
(上野金太郎 メルセデス・ベンツ日本)

 

ポジティブ思考、環境変化、経験の否定・・・“思考力”を鍛えるカギとは?

 思考するうえで大事にしているのは、ひとつはポジティブ思考です。追い詰められた中でも、前向きに考えられるか。厳しい状況に立たされたときに悲観的になってしまう人は、やっぱりプレッシャーに負けてしまいます。
(熊谷昭彦 GEジャパン)

 

 思考力は、環境で変わる。極限まで追い込まれたとき、人は考えるようになる。ならば、自分で環境を作っていくことです。環境が変われば、思考は必ず変わります。
(高岡浩三 ネスレ日本)

 

 机の上にじーっと座ってアイデアが出てきた経験は、私には一度もありません。それよりも、あらゆる場所で考える。営業の現場でも、社内を歩いていても、どこでも考える。メンバーの話を聞いたり議論したり、一緒に考えたりもする。こういうものが積もり積もって、どこかからマグマがボンと噴き出してくる感じです。
(日色 保 ジョンソン・エンド・ジョンソン)


 思考力というのは、就職してから一〇年くらいは経験によってある程度伸びるものです。ところがリーダークラスになると、必ずしもそうとは言えなくなる。蓄積してきた経験がユニークな解を生み出す邪魔をしたり、課題設定するときに自分の経験の範囲でしか考えられなくなってしまう。だから、思考力を鍛えるうえでは、経験をプラスにできているか問い続けるのと同時に、常に自己を否定する意思を持つ、という相反する二つについて気をつけなければなりません。
(御立尚資 ボストン コンサルティング グループ)

 

いかがでしたか。思考力は、さまざまな側面から意識的に鍛えていくことができるようです。ぜひ参考にしてみてください。

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