スマートエイジングライフ
若返るカラダの秘訣 池内誠
【第3回】 2016年4月20日
池内 誠 [日本体育協会公認アスレティックトレーナー、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師]
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“筋肉の腰痛”はなぜ起きるのか?

 「腰が痛い・だるい・重い」などとおっしゃる方で、それがMRI検査では分からないような腰痛の場合、“脊柱起立筋”の疲労が原因であることがほとんどです。脊柱起立筋とは、脊柱の脇を固める筋肉のことです。

 腰が痛み出すと、その部分ばかり気になりがちですが、同時に背骨から腰にかけて筋肉の張りやコリがあるはずです。

 いわゆる「ぎっくり腰」は、急に振り返ったり、物を持ちあげたりすることで瞬間的に症状が現れますが、そもそも筋肉の疲労やコリなど前兆なしには、そう起こるものでもありません。

 では、脊柱起立筋肉の疲れは、何が原因なのでしょう。

 背骨まわりの筋肉の疲労は、やはり姿勢の悪さや生活習慣が大きく影響しています。

 例えば、背中を丸めたような格好でパソコンやスマートフォンを続けていると、腰椎の前湾(前方に湾曲している状態)が強くなる影響で、背骨まわりの筋肉が疲労してゆきます。同じ体勢といえば、長時間の車の運転も腰に負担がかかります。

 パソコン操作も長時間の運転も、途中で適度な休憩を取り、その際に腰を回したり、動かすことをお勧めしたいです。とにかく筋肉を「固めないこと」が大切なのです。筋肉が固まったままだと、ぎっくり腰にもなりやすくなります。

 更に、座っている姿勢では腹筋・背筋、更に歩く際には臀部の筋力が低下していると、良い姿勢が保てませんので、腰椎が前湾し、やはり腰に負担がかかります。

 とは言っても、日々戦っているビジネスマンの方々は、どんなに気を付けても、筋肉の疲労は避けられませんよね。

 私の施術では、上臀部(おしりの上部)や背骨まわりの筋肉を揉んだり、はり治療などでゆるめて筋肉の疲労やコリを解消できます。腰は股関節が密接に関係しているので、股関節を回すのも効果的です。しかし何もプロの技でなくても、自宅でカンタンに背骨まわりの筋肉をほぐす方法があるので、そちらをご紹介します。

池内 誠
[日本体育協会公認アスレティックトレーナー、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師]

1969年生まれ。1992年~96年横浜マリノス・アスレティックトレーナー、2004年ベガルタ仙台・アスレティックトレーナー、2006年~現在サッカー日本代表アスレティックトレーナー。整形外科内科に勤務する傍ら、株式会社サミーネットワークス、SmartNews株式会社内の治療室にて、あん摩マッサージ等を行う。

若返るカラダの秘訣 池内誠

40代を超えると肩・首・腰・脚とあらゆるところに不調が現れます。この連載では、現役プロスポーツ選手と一般のビジネスパーソンを今も診ている池内誠さんに、そんな不調の原因を洗い出していただきながら、意外で簡単な解決法を紹介。無理のない“簡単な続けられる方法”で、若返るカラダづくりを目指します。

「若返るカラダの秘訣 池内誠」

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