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北朝鮮は、非難されてもなぜ独自路線を突き進むのか

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2016年4月30日
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 今年に入り、核実験やミサイルの発射実験を立て続けに行った北朝鮮。国際社会から非難されても、独自路線を突き進むのはなぜか?

 小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』では、毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている。北朝鮮はなぜこんな振る舞いをするのか? この国の成り立ちなどを本誌より紹介する。

3代にわたる権力の世襲

正式名は朝鮮民主主義人民共和国。朝鮮半島の北半分が北朝鮮だ(※イメージ写真)

 北朝鮮は1月に4度目となる核実験を、2月には「人工衛星の打ち上げ」と称して長距離弾道ミサイルの発射実験を強行した。国際社会は非難を強めているが、北朝鮮は今後も核実験やミサイルの発射実験を続ける意思を表明。北朝鮮はなぜ、こんな振る舞いを続けるのだろうか。

 北朝鮮は2006年に初めて核実験をし、さらに09年、13年にも実施。今回は「初の水素爆弾(水爆)実験を成功させた」と発表した。実際には、北朝鮮には水爆をつくる技術力はないとみられるが、爆発力を飛躍的に高めた「ブースト型核分裂爆弾」(強化原爆)を使った可能性は残されている。

 北朝鮮は現在、種類の違う核爆弾十数個を持っているとみられている。度重なる実験の目的は、さらに技術を高めて核弾頭を小型・軽量化して、ミサイルに搭載できるようにすることだ。また、弾道ミサイルの発射実験を続けるのは、アメリカ(米)の本土まで届くように飛距離を伸ばすためだ。そこに小型・軽量化した核弾頭を載せられれば、アメリカに大きな脅威を与えられると北朝鮮は考えている。

 なぜ、アメリカに矛先が向くのか。それは、北朝鮮という国の成り立ちと大きくかかわっている。

北朝鮮とどう付き合っていくべきか

 かつて日本に植民地支配されていた朝鮮半島は、日本の敗戦で1945年に解放されたが、当時のアメリカとソ連(現ロシアなど)の対立を受け、北緯38度線から北側をソ連軍、南側を米軍が占領。南側で48年8月に韓国が建国されると、北側では植民地時代に日本に抵抗する活動をしていた故・金日成氏を中心に、9月に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の樹立を宣言した。

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