ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
短答直入

三菱ケミカルHD社長が語る、三菱化学・樹脂・レイヨン統合の狙い

三菱ケミカルホールディングス社長 越智 仁

週刊ダイヤモンド編集部
2016年5月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

来年4月、傘下の三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの化学系3社を統合する三菱ケミカルホールディングス。その狙いとは何か。

Photo by Kazutoshi Sumitomo

──傘下の化学系3社を統合し、事業ユニットをくくり直そうと決めたのはなぜですか。

 やっぱり今までね、炭素繊維事業などを手掛ける三菱レイヨンや産業ガス大手の大陽日酸をグループ化したりして、成長してきたじゃないですか。これで規模はしっかり大きくなったし、それに安定性も出た。

 化学事業っていうのはどうしてもフラクチュエーション(変動)しやすいんですが、例えば機能商品の中の機能材フィルムなどは非常に安定して伸びてきてる。医薬品事業も業績が振れるとはいえ伸びていってますし、産業ガス事業も非常に安定しています。

 ただ収益率がね、悪いと。これは規模を拡大してきてるのと、石油化学(汎用化学)事業の構造改革を最優先でやってきているからです。これまでもカプセルメーカーのクオリカプスや、炭素繊維に関連した自動車部品の製造会社を買収したりして、収益力やソリューション提供力を伸ばしてきたというのは事実です。でも、ここでもっと抜本的に収益率を高めたいという大きな思いがある。ROEでまず8%は超えないと。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


短答直入

円高や原燃料高など、企業の経営環境が厳しさを増すなか、日本を代表する企業のトップはどんな成長戦略を講じているのか。話題の企業の内実に鋭く切り込むインタビュー。

「短答直入」

⇒バックナンバー一覧