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STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

伊勢志摩サミットでも日本人が繰り返す「英語の失敗」

岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]
【第29回】 2016年5月27日
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伊勢志摩サミットは「美しい日本」
を発信するための絶好の機会!

「美しい日本」を、もっとユニバーサルな情報として普及させねばならない。写真はシンガポールのユニバーサルスタジオ前

 ついに昨日5月26日から「伊勢志摩サミット」が開催された。今日27日(金)には、サミット終了後にアメリカのオバマ大統領が広島を訪問することも決まっており、注目を集めている。

 世界中から多数のメディアが集まり、否応なく日本に注目が集まっている現状は、「欧米諸国への日本の素晴らしさアピール」を行う上で絶好のチャンスなのだ。

 なぜ、日本アピールが必要か。欧米人の旅行者を増やすためだ。観光・旅行産業は国内の色々な調査レポートで、成長する「最大の産業」と言われている。実際、2010年には雇用の10%、GDPの12.5%を占める「最大の産業」となっており、今現在もさらに成長を続ける「日本経済の光明の1つ」である。

 2015年度の外国人観光客数速報も1973万人に増え、トップ15位入りも期待できそうな喜ばしい状況でさえある。しかしこれから先、政府が目指す「2020年に訪日外国人4000万人」を達成するためには、欧米豪からの観光客のテコ入れが必要になってくるのではないだろうか。

 日本へ旅行に訪れる観光客のうち83%がアジア(豪を除く)からの観光客であるにもかかわらず、欧米豪からの観光客は合わせてたったの13%でしかない。しかも13%のうち、5%はアメリカからの観光客なので、ヨーロッパからの観光客となると、実に微々たる比率となっている(参考:日本政府観光局(JNTO)平成27年訪日外客数・出国日本人数)。

 逆に日本人の旅行先としては、欧米諸国は常にトップ10入りしているだけに、ちょっと悔しい。ヨーロッパには歴史と美しい景色と文化があるから人気だというのなら、日本だって負けてはいない。日本は世界第3位の経済大国であり、建国約2700年の歴史を持ち、美しい風土と文化を持つ。素晴らしい風景が日本全土中に溢れる素晴らしい国なのだ。なのに、国際観光客到着数22位(2014年度)とは、ちょっと低すぎるのではないだろうか。

 筆者の友人たちの傾向から見て、欧米人は歴史的な建物や美しい風景のイメージ映像が心に残って、旅行に行ってみたいと感じる人が多い(ちなみに、シンガポール人は「どのレトルトカレーが美味しい?」とか「どこでサプリメント買える?」とか聞いてくる。のどかでいいなと感じる)。

 だからこそ、日本が議長国を務める今回は、サミット予算が600億かかるぶん、しっかりと日本を宣伝してもらいたいところだ。外国メディアでのサミット関連映像として、「日本の美しいイメージ画像」もなるべく長く放送してもらい、1人でも多くの欧米人に「日本のこの美しいところに実際に行ってみたい」と感じてもらう必要があるのだ。

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岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]

大阪生まれ。同志社大学工学部卒業後、アクセンチュア(日本/アメリカ)、デロイトコンサルティング(シンガポール)、マイクロソフト(シンガポール)で19年間、業務・ITコンサルタントとして活躍。シンガポール移住11年、永住権を保持し、近年はアジア全域の新事業開発、業務改善、組織改革に従事。 人生の目標は「ソーシャル・チェンジ」(社会変革)、座右の銘は「Stay Gold!」。グローバルビジネス経験を活かして日本およびアジアの顕在化した社会問題を解決し、多くの人々が希望をもてる社会の実現を目指している。

☆ブログ: シンガポールではたらくリーゼントマネージャー岡田兵吾のStay Gold!
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☆Twitter: phoenix_hugo(リーゼントマネージャー岡田兵吾)


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アジアのグローバルシティとして大きな変化を遂げたシンガポール。しかし意外にも、あらゆるところに「浪花節文化」が存在していることを、あなたはご存じだろうか? そこで当連載では、日本人の固定概念を覆すシンガポールのリアルな姿を、家族とともに現地コミュニティに根を張って暮らしている筆者ならではの視点で紹介する。

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