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市販ヨーグルト38種の効能・効果別「正しい選び方」

吉田克己 [5時から作家塾(R) 代表/World Business Trend Tracker 主宰]
【第43回】
あなたのヨーグルト選び、テキトーではありませんか?

 今回のテーマは「ヨーグルト」である。「健康に役立つ食品と言えば?」と聞かれれば、おそらく誰もが何番目かに「ヨーグルト」を挙げるほど、健康イメージの強い食品と言ってよいだろう。それは、「発酵食品はからだにいい」「乳酸菌は腸に効く」と巷で信じられているからであり、実際にそのような研究結果も数多く存在する。

 ところが、である。その一方で、「ヨーグルトがからだにいいのは当たり前」であるが故か、それぞれのヨーグルトに含まれている乳酸菌の種類や、乳酸菌ごとの効果・効能の違いについては、あまり気にされていないような気がする。

 極端に言えば、「ヨーグルトはからだにいいんだから、安ければ買っちゃえ」みたいな、価格を見てついで買いされることが多いのではないだろうか。

 そこで今回は、細かい話――メカニズムやデータに関する科学的な話には目を瞑り、「期待できる効果・効能」「乳酸菌の種類」「各ヨーグルト商品に含まれる乳酸菌の種類」の3つを紐付けて明示することで、どういう疾患ならどの商品を選べばよいのか、これを明らかにすることを主眼にしたい。

 ただし、対象とする疾患(目的)からは、「がん(予防)」と「ダイエット」は除いている。たとえば、医者から「あなたは血糖値が高いですね」と言われれば、「○○ヨーグルトを毎日少しずつ飲むようにしてみよう」と思うかもしれないが、「あなた、××がんですね」と言われれば、「ヨーグルトで改善しよう」などと悠長なことは言っていられないはずだ。つまり、診断の事後でも役立てられる疾患を対象としたい。

 また、ダイエットについては、玉石混淆であっても他の方法が数多あるだけでなく、たとえヨーグルトでも、今の食事に単純にプラスするだけでは総カロリーは増えるわけで、効果のほどは眉唾なものになってしまう。

 よって、本稿では以下の疾患を対象とした。

・便秘予防・解消
・潰瘍性大腸炎の改善
・免疫力強化
・花粉症予防・改善
・アトピー性皮膚炎の改善
・肌荒れ改善
・血糖値上昇の抑制
・コレステロール値の低下

 当初、「高血圧」も候補に入れていたのであるが、以下に述べる理由で外さざるを得なかった。

一目でわかる!症状別に選ぶヨーグルトの効果・効能

 今回の記事の目的は、疾患-菌種-商品を結び付けることにあるが、高額のサプリメントは取り上げたくないことから、スーパーやコンビニで手に入る数百円レベルまでの商品に限定した。その結果、高血圧に該当する商品が見つからず、対象とする疾患から除外せざるを得なかった※。

※ただし、乳酸菌そのものではないが、カルピス乳酸菌(ラクトバチルス・ヘルベティカス)由来のLTP(ラクトリペプチド)が高血圧症に適しているとして、「カルピス酸乳 アミールS」が特定保健用食品となっている。

 また、最近注目されている「歯周病・口臭予防」に関しても同様であるが、こちらについては、補遺として最後に簡単に紹介したい。

 では、さっそくではあるが、表1が効果・効能ごとに整理したものである。

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吉田克己  [5時から作家塾(R) 代表/World Business Trend Tracker 主宰]

京都大学工学部卒。リクルートを経て2002年3月に独立。ダイヤモンド・オンラインでは、「消費インサイド」「デジライフNAVI」「就活の法則」などの企画・執筆に携わる。通信講座「『週刊ダイヤモンド』でビジネストレンドを読む」の講師を務める。編・著書に『三国志で学ぶランチェスターの法則』『シェールガス革命とは何か』『元素変換現代版<錬金術>のフロンティア』ほか。


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