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40代を後悔しない50のリスト【時間編】
【第17回】 2016年7月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役]

40代にとってのPDCAは、
なぜ「C」「A」がカギなのか?

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20代のPDCAは「D」がメイン、30代になると「P」の重要度が増し、一人で仕事を自己完結することが求められる。だがこの延長で40代を迎えた人は、「C」と「A」のスキルの足りなさが後悔のタネとなる。なぜ40代はPDCAのうち、「C」と「A」がカギとなるのか?シリーズ最新作『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から、一部を抜粋して紹介する。

【後悔リスト17】PDCAを徹底できずに遠回りしていた

 40代に限らず、仕事にはPDCA、つまりPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(検証)→ Act(改善・再実行)が不可欠です。

 しかしながら、実は30代まではPDCAサイクルを徹底しなくても、「D」さえきちんと果たしていれば、そこそこの業績を上げることができたので、さほど課題感を持つ人はいませんでした。極端にいえば、20代は「D」がメインで、「C」「A」は上司の仕事でもあります。「P」まできちんとできていれば、使える20代として評価されていたでしょう。

 30代になると「D」がメインであることは変わりませんが、そこに「P」を加えて、一人で仕事を自己完結することが求められます。多くのビジネスパーソンはその延長で40代を迎えてしまうのですが、そのほとんどが「PDCAが徹底できなかった」と後悔することになります。

 なぜなら、40代の多くはプレーヤーとしても、マネジャーとしても実績を求められるために、「P」「D」だけでなく、それまで以上に「C」「A」の部分が重要になってくるのに、この検証と改善・再実行を実践していないからです。

 40代にとってPDCAのサイクルを回す際に、CとAができるかできないかの違いは極めて大きいのです。個人の仕事でいえば、どの年代でもPDCAのサイクルを回すことは重要です。しかし、40代になれば自分のこと以上に、部下の仕事の問題を見つけ、その改善策を提案し、実行してもらうことが求められます。そのときにキモとなるのは「P」や「D」より、「C」と「A」なのです。

 PDCAサイクルは、「P」から始めると、たいがい誇大妄想が膨らむだけだったり、やりたいことだけ増えていって実現できなかったりすることがしばしばあります。しかも、実現できないことが繰り返されるとどんどん無力感を覚えるので、モチベーションまで落としてしまいます。

 一方、「C」から始めると、つまり現実の問題から見つめ直すことから始めると、改善や次のアクションにつながって良いサイクルを回しやすくなります。理想論だけでもダメだし、現状を嘆いているだけでもダメ。いかに現実を正確に分析して、そこから何をするかを考えるというわけです。問題がわかればおのずと解決策もわかるといわれますが、現状から問題を見つける力が40代には強く求められるのです。

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大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。


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「40代を後悔しない50のリスト【時間編】」

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