スマートエイジングライフ
2016年7月28日
ダイヤモンド・オンライン編集部
著者・コラム紹介バックナンバー

「職場のニオイ」トラブルを誰も傷つけず解決する方法

個人に注意するだけはNG対応
人権を傷つける可能性も

――人事部では、スメハラについて今どのような対応をしていることが多いでしょうか。

 今はまだ、人事としてもどうしていいかわからず、溜め込んでいる状態の方が多いようです。スメハラという問題になっていることもご存じない段階ですので、愚痴を言うにとどまる段階だと思います。

――人事部が取りがちな誤った対策はありますか。

個別対応はあまり望ましい対策ではない、と樋口社長は釘を刺す

 多くの人事部さんは、ニオイの問題を個別対応しようと思っていらっしゃる傾向にあります。しかし、個別対応だと傷つけることも多いですし、人権に触れる可能性もあります。ですから、パワハラやセクハラ同様に、まずは職場全体に啓発していく観点が必要です。まだ人事部の方も知識がそこまで至っていないため、そうした発想にならないのかなと思っています。個人に攻撃しているように誤解されてしまっては本末転倒です。

――具体的には、どのような対策から始めるといいでしょうか?

 こういうセンシティブな問題は、全体研修などを通して知識を入れつつ、日常目につく習慣化をしていくこと。そうすることで、知識や意識がより根付いていくと思います。

 ある大手企業に伺った時に、お手洗いに「好ましい服装」について書かれた紙が貼ってありました。社会人として、こういうスタイルが我が社では望ましいと示されており、あれはいいなと思います。それにニオイについての記述が加えられているといいですね。対お客様だけでなく、対社内でもふさわしい身だしなみについて、目につくようなところにさりげなく示していくと、定期的にはっとできて良いのではないでしょうか。

 自分のニオイは相手に対するハラスメントになることもある一方、ニオイがする人に対して勝手な個人的な思いで指摘をするのも逆にハラスメントになります。隠されているハラスメントですので、まずは自らのスメルマネジメントを意識していただきたいと思います。

世論調査

質問1 あなたの職場には「スメハラ」問題がありますか?



>>投票結果を見る

News&Analysis

刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。

「News&Analysis」

⇒バックナンバー一覧