なぜ、仕事ができる人は忙しくても本が読めるのか仕事が忙しくて本が読めない。これは本を読まない言い訳にすぎません!

目標の達成や、目の前の仕事に追われて、日々忙しくしているビジネスパーソンは少なくないでしょう。しかし、一方で、仕事に追われるだけで、必要なインプットができていない、読書すらできていない、と悩む方もいるのではないでしょうか?

仕事がハードなことで有名な、マッキンゼー&カンパニーで14年活躍し、現在は、ブレークスルーパートナーズでベンチャー経営支援と中堅・大企業の経営改革に取り組んでいる赤羽雄二氏に、忙しくても本を読む秘訣を教わりました。

できる人がしている
「攻め」の読書スタイルとは?

なぜ、仕事ができる人は忙しくても本が読めるのか赤羽雄二(あかば・ゆうじ)
東京大学工学部を卒業後、小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。1983年よりスタンフォード大学大学院に留学、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。1990年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、LGグループの世界的な躍進を支えた。2002年、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。著書に『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』(ダイヤモンド社)、『アクションリーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"』(SBクリエイティブ)などがある。

「本を読む時間がない」
 「買っても、読み切れないままの本が、結構ある」

 私も本を読むのが好きなので、つい買ってしまい、でも時間がないので、結局、積読にしてしまうということがよくあります。

 そういう私が本書でご提案したいのは、「受け身」から「攻め」の読書スタイルに変える、ということです。

 これまで周囲の「できる人」を見ていつも感じていたのは、

・忙しくても本を読んでいる
・しかも、それを自分の仕事や生活に活かしている(行動に移している)

 ということです。

 彼らは、ただ漠然と本を読むのではなく、「その1冊」を読むべき理由を持っています。だからこそ、速く読めて吸収もできるし、そのための時間を作ります。そして、読み終えたら、すぐそれを行動に活かせるのです。