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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

新入社員のコミュ力不足は本当にネットのせいか

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第166回】 2016年7月11日
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コミュニケーション能力の低い新入社員にイライラする前に、自分の職場に原因がないか振り返ってみましょう

 生まれたとき、または物心がつく頃にはインターネットが当たり前だった、というデジタルネイティブ世代が職場で増えてきました。そこでしばしば問題とされるのが、彼らのコミュニケーション能力の低さ。対面のコミュニケーションがうまく取れない若手社員が増加し、仕事に支障をきたしているとの話を私もよく耳にします。

 しかし、デジタルネイティブであることだけが、本当にこういった問題を引き起こしている原因なのでしょうか。実際のところ、日本の職場にはそれ以上に若手社員のコミュニケーションの大きな障害となっている“ローカルルール”があるようです。今回は職場でのコミュニケーション能力をアップさせるために知っておきたい、“コミュニケーションのルール”について考えていきたいと思います。

デジタルネイティブ世代は
自他ともに認める“コミュ力不足”

 「相手の年齢や所属・肩書にこだわらない」
 「情報は無料と考える」
 「拡散力の偉大さを理解している」

 私たちの価値観をこのように大きく変化させたインターネット。このインターネットに子どもの頃から触れてきたデジタルネイティブ世代の多くが今年、新入社員となりました。現役で大学を卒業した年齢で考えると、彼らの多くは1993年生まれです。

 1993年は郵政省がインターネットの商用利用を許可した年であり、翌1994年にはYahoo!がサービスを開始しました。つまり、日本でもインターネットの浸透が本格化しはじめたころから、現在のスマホ利用が当たり前になるまでの変遷とともに人生を歩んできた世代が社会人になったのです。

 ただ、当然ながら数年前からデジタルネイティブに近い若手社員は職場に登場しています。この世代の登場は職場に衝撃を与えました。業務報告はメールで済ませる。ネットで自分が調べた情報で上司に口答えするなど、職場の対面コミュニケーションの常識をくつがえすような事態を引き起こしたからです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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