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就職できない若者の「トンデモ言動」

なぜ若者はLINEでは饒舌なのに面接で話せないのか

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第49回】 2016年2月10日
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最近の若者はコミュニケーション能力が本当に低いのか?

 「最近の若者は、コミュニケーション能力がない」とよく言われます。みなさんは、どう思われているでしょうか。

 コミュニケーション能力の定義はさておき、私は最近の若者にコミュニケーション能力がないとは決して思いません。対面コミュニケーションの場が少なくなっているとしても、コミュニケーション能力がないとは必ずしも言い切れないからです。

 SNSやLINEをはじめとしたメールアプリなどをはじめ、意思疎通や情報共有の機会は確実に増えています。またメール上であったとしてもグループを作成でき、誰かの発言をグループ全体が即時に把握することもできるようになりました。コミュニケーションを拒絶する“未読スルー”と呼ばれる現象が若者の間で大きな問題になるほど、今もコミュニケーションは重視されています。

 また、オンライン上の友達と、リアルタイムに音声のコミュニケーションを取りながらゲームをする人もいるなど、彼らはとてもコミュニケーションなしではできない作業を日々こなしています。

 ではなぜ、面接や仕事上でのコミュニケーションとなると、そういった実力を発揮しにくくなるのか。今回は社会人基礎力を基に、若者のコミュニケーション能力について考えていきたいと思います。

多くの大学では授業も実施!
「社会人基礎力」と呼ばれる3つの能力

 「社会人基礎力」という言葉をご存知でしょうか。経済産業省が平成18年2月に産学の有識者にて定義した「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことです。社会人基礎力は、3つの能力(12の要素)で構成されています。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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