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医療ジャーナリスト 木原洋美「夫が知らない 妻のココロとカラダの悩み」

妻のアソコに激しいカユミ!疑われた夫の対応は…

木原洋美 [医療ジャーナリスト]
【第4回】 2016年7月22日
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下着に手を入れひたすら掻く
止まらない激しいカユミは性病? 

 (うーーーーっ、かゆい! 我慢できな~い)

 下着の中に手を突っ込み、陽子さん(仮名・40歳)はひたすら掻いた。アソコの粘膜のところ、○内から外○部に欠けて…なんて絶対に言えないし、書けない。特に辛いのは風呂上りだ。身体が温まると、カユミも増大してしまう。爪の先で控えめに掻きはじめると痛キモチよくて止まらない。気がつくと、ぽつりと血までにじんでいる。罪悪感と恥ずかしさが入りまじり、涙もにじみそうだ。

 テレビのコマーシャルを頼りにドラッグストアへ行き「デリケートゾーンのカユミに効く」という軟膏も塗ってみた。昔ながらの万能軟膏「オ○ナイン」も試した。でもぜんぜん効きやしない。

 (いったいなんなの? もしや…)

 閃いたのは、「性病」というワード。

 隣でスヤスヤと寝息を立てている夫・一茂さん(仮名・45歳)の顔をちらっと見た。

 (あなた、私に隠し事あるんじゃないの?)

 一瞬、般若の形相になる陽子さん。

 だが証拠はない。

 時折、最小限に掻き掻きしながら、陽子さんの地獄の夜は過ぎて行く。

何科を受診すべきか悩む
実家の母は「婦人科」に行け!

 翌日、陽子さんは密かに、ネット検索に没頭した。

 目が行ってしまうのは、性行為によって感染するトリコモナス膣炎、尖圭(せんけい)コンジローム、ヘルペス感染症などだが、カンジダ症、白癬症も気になる。

 (トリコモナス膣炎は、腫れや痛み、かゆみ、ただれがあわれる。…これかな、でもオリモノが臭くなって黄色・淡い灰色で泡だった状態になるんだ。ちょっと違うなぁ)

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木原洋美 [医療ジャーナリスト]

きはら・ひろみ/宮城県石巻市の漁村で生まれ、岩手県の山村で幼少期を過ごし、宮城県の穀倉地帯で少女時代を送る。明治学院大学在学中にコピーライターとして働き始め、20代後半で独立してフリーランスに。西武セゾングループ、松坂屋、東京電力、全労済、エーザイ等々、ファッション、流通、環境保全から医療まで、幅広い分野のPRに関わる。2000年以降は軸足を医療分野にシフト。「常に問題意識と当事者感覚を大切に取材し、よ~く咀嚼した自分の言葉で伝え、現場と患者の架け橋になる」をモットーに、「ドクターズガイド」(時事通信社)「週刊現代 日本が誇るトップドクターが明かす(シリーズ)」(講談社)「ダイヤモンドQ」(ダイヤモンド社)「JQR Medical」(インテグラル)等で、企画・取材・執筆を深く、楽しく手掛けてきた。2012年、あたらす株式会社設立(代表取締役)。2014年、一般社団法人 森のマルシェ設立(代表理事)。森のマルシェでは、「木を遣うことが森を守ります」の理念を掲げ、国産材の樽で仕込む日本ワインやバルサミコ酢の開発等、国産材の需要を開拓する事業に取り組んでいる。


医療ジャーナリスト 木原洋美「夫が知らない 妻のココロとカラダの悩み」

長年連れ添った妻やパートナーが突然キレる要因は何か。なぜ、いつも不機嫌なのか。女性特有のカラダの不調や悩みに起因することが多い。しばしば男女間、夫婦間に深いミゾを生じさせる女性特有の病気・体の不調について、実際の具体例を挙げて解説する。

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