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秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

なぜ一流のリーダーは、重要な意思決定を素早くできるのか

能町光香 [株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]
【第35回】 2016年8月2日
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一流のリーダーは、意志決定に時間をかけません

 「意思決定に時間がかかってしまう」
 「決定すべき事項がありすぎて振り回されてしまう」
 「判断するのをためらってしまう」

 そんな悩みをもっていませんか?

 皆さんのようなビジネスエリートの方であれば、日々多くの案件について判断し、決定しなければならないはず。

 「この判断は本当に正しいのか?」「この決断は本当にチームのみんなのためになるのか?」「この英断が本当に組織のためになるのか?」と心細くなることもあるでしょう。

 私がエグゼクティブを補佐する秘書として働き始めた時は、驚きの連続でしたが、なかでも特に「果敢に意思決定していく姿」に圧倒されました。

 「意思決定の精度が高い」のです。

 意思決定の精度を高めるためにどうすればいいのか。

 それは、1分1秒という「時間」に真剣に向き合うことです。当たり前のことではありますが、ひとつのことに向き合おうとしても他のことが気になり、目の前のことに集中したくても、なかなか集中できないことがあるものです。

 極限まで集中した1分は、通常の10倍の価値がある。

 たとえば、多くの人が10分かけて意思決定するところを、彼らは1分で済ませてしまう、ということです。

 「迅速に意思決定をおこないたい」「意思決定の質を高めたい」と思っていませんか?

リーダーが素早く意思決定できる
最善の方法とは?

 さて、一流のリーダーは、どのぐらいのスピードで意思決定をしているのでしょうか?

 ここで、あるエピソードをご紹介します。

 ある役員(以下、A氏)を補佐した時のことです。

 就任して間もないということもあり、A氏は会議や出張が多く、席に座っていることが少ないため、私は何かあるたびにメールでやりとりをしていました。ある日、私がA氏に送るメールの数を数えたところ、1日でなんと150件もありました。

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能町光香(のうまち・みつか)[株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]

青山学院大学、The University of Queensland大学院卒業。10年間、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクなどの一流企業のトップエグゼクティブの秘書として活躍し、数々の業績を残し、組織から高い評価を受ける。その後、人材育成コンサルタントとして独立。2013年に、日本での秘書人材育成の必要性を痛切に感じ、「一流秘書養成スクール」を創設。上司の右腕として活躍できる「真のエグゼクティブ・アシスタント」の育成を目指し、豊富な経験に基づく実践的な解決方法を伝える講演や企業研修、コンサルティングをおこなっている。また、サービス・ホスピタリティ・アワード審査委員を務めるなど、経営における「サービス・ホスピタリティ力」の重要性を説き、サービス・ホスピタリティ・マネジメントの普及啓蒙を行う。主な著書に、20万部のベストセラー「誰からも気がきくと言われる45の習慣」(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。
公式ホームページ:http://www.link2u.co.jp/


秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

この連載では、10年間秘書を務め、現在では一流秘書の育成に携わる能町光香さんが、経営層に近いところで働く秘書だからこそ垣間みることができた、一流の人たちの仕事術についてお伝えしていきます。
 

「秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香」

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