「オッサンも変わる。ニッポンも変わる。」――2018年度新卒採用の解禁日である3月1日からこんなコピーで「仁丹」でおなじみの森下仁丹が40代後半から50代を対象とした第四新卒採用を始め、大きな反響を呼んでいる。
募集を始めた3月1日の夕方時点で500件超の応募があり、すでに応募件数は1700件(3月24日現在)を超えた。
同社では「新しい試みで、どの程度の応募があるかまったく未知数でしたが、1000人以上もの応募者があったことに正直驚いています。70代の方からの応募もあり、また経歴や経験もさまざまな方のご応募がありました」(経営企画部広報・マーケティング担当・竹中はるかさん)と驚きを隠せない。
一般的には、大学・大学院卒が新卒、新卒後3年未満で転職を希望する第二新卒、大学院博士課程修了者もしくは在籍者を第三新卒とするが、同社は新たに今回募集する40代後半から50代の人材を「第四新卒」として打ち出した。
募集職種は食品・医薬品の営業、開発、製造および新規事業に関するマネージメント業務を行う正社員で、新卒対象者と並行して、会社説明会なども行う。エージェントを通さず、広く一般に公募する。